ラブ・ケミストリー/喜多喜久 | mokkoの現実逃避ブログ

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発売日:2012/3/6
文 庫:317ページ
ISBN-13:978-4796688574

第9回『このミステリーがすごい! 』大賞優秀賞作。
有機化学を専攻する大学院生・藤村桂一郎は、化学化合物の
合成ルートを瞬時に見つけることができる理系男子。
しかし研究室の新人秘書に初めて恋をしたとたん、
その能力を失ってしまう。
そんな彼のもとに、カロンと名乗る死神が
「あなたの望みを叶えてあげる」と突如現われて……。
東大で理系草食男子が巻き起こす、前代未聞の
“日常系コメディ”登場。
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喜多さんのシリーズが読みやすかったので、このミス大賞の
優秀作を受賞した本作を読んでみる事に。
カバーイラストが好みってのもあったけど(^◇^;)

院生・藤村桂一郎は、化学化合物の合成ルートを
瞬時に見つけることができる化学の天才。
しかし、あろうことか恋をした途端にその能力を失った。
そこにカロンと名乗る死神が現れて、協力を申し出るが
果たして、その才能を取り戻すことができるのか?
って話なんだけど・・・

(; ̄ー ̄)...ン ? このミス??
これ・・・ミステリーじゃないですよね?
カロンが出てきた時点で、ファンタジーだよね?
いや・・・楽しみましたけど(^◇^;)

カロンに桂一郎を助けるように依頼した女性がいた。
彼女とカロンの会話シーンがわかりやすく
織り交ぜてあるので、気になってしょうがない。
誰だ?? 

その正体をmokkoも突き止めようとするんだけど
・・・あれ?この部分がミステリー?
いやいや・・・ミステリファンには痛すぎるでしょ・・・

面白いと思ったのは、桂一郎の語る理系学生の恋愛観
実験大好き人間だから見た目より実験重視(^◇^;)
なるほどねぇ~

白衣を着るから服装も関係ないと思うんだろうけど
外を歩く時は、白衣ないんだから、もう少し考えよう
なんて余計な事を思ったりもした(○ ̄m ̄)

ただ、桂一郎の弱腰というか逃げ腰がイラっとする
カロンの能力を都合よく使うのはねぇ・・・
ただ、後半に重大決断をしなければいけない場面に
遭遇する事になる。

まさに警告どおりだったけど、予想外の展開に
呆れたと言うか、感動したと言うか
久しぶりにやられましたぁ~≧(´▽`)≦
これも考えようによっては、逃げてるよねぇ(^◇^;)
面白かったけど(●≧艸≦)

日常と非日常の境目は上野辺りにあるのかもしれない
東大農学部とその大学院を舞台とした物語なので
根津神社・不忍池・上野など東大周辺が出て来るので、
その地域を訪れた事のある人は、リアルに場所を
想像できるから楽しいと思います。

そして、気になった場面が・・・
ハチミツとクローバーって漫画があるんですけど
その第一巻に似たようなシーンがあるんです。
人が恋に落ちる瞬間を初めて見てしまったっていう・・・


(゚-゚*)(。。*)ウンウン わかるわかる。
そしてmokkoも見たことある。
あぁ~これが恋に落ちた瞬間なんだぁ~って。
横須賀の基地に連れて行ってもらった時、mokkoの友達に
当時ネイビーだった彼が、恋に落ちた瞬間を目撃した。


二人はその後、結婚しましたよぉ~
友達の条件を受け入れ、アメリカで内勤職に就きました。
恋のエネルギーはすごいなぁ~って思いましたよ
...( = =) トオイメ目