発売日:2014/7/23
文 庫:330ページ
ISBN-13:978-4122059900
鉄をも溶かす“炎の魔法”、密室に現れる人魂、
過酸化水素水を用いた爆破予告、青酸カリによる毒殺、
そしてコンプライアンス違反を訴える大学での
内部告発など、今日もMr.キュリーこと
沖野春彦准教授を頼る事件が盛りだくさん。
庶務課の七瀬舞衣に引っ張られ、嫌々解決に乗り出す
沖野が化学的に導き出した結論は…!?
文庫書き下ろし。
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シリーズ第二弾。
今回も好奇心旺盛な庶務課の七瀬舞衣が
モラル向上委員会のメンバーである理学部化学科の
ミスターこと沖野春彦准教授を巻き込んで
持ち込まれた相談事を解決するというお話。
第一話 化学探偵と炎の魔術師
たまたま目撃した事を学校で自慢した事で
クラスで嘘つき呼ばわりされた事で・・・
第二話 化学探偵と盗まれた試薬の使途
大学で開催されるアイドルオーディションと
盗まれた試薬と脅迫状・・・
第三話 化学探偵と疑惑の記憶
祖母の死因は自分があげたクッキーだと
頑なに信じる女優の心を救う方法は?
第四話 化学探偵と幻を見た者たち
四宮大学謹製:超能力水を飲んだことで
引き起こされたトラブルとは?
第五話 化学探偵と人魂の正体
独自の占いを開発していた女性とが目撃した
川向こうのマンションから見えた人魂とは?
以上5篇を収録。
化学的な知識は無いけれど、一般的に言われている事の
間違いをサクっと訂正してくれる。
青酸カリによる殺人ドラマとかでよく耳にする
アーモンド臭も、お菓子のアーモンドとは違うとか
所々にちょっとした蘊蓄を挟んでくれる。
第五話の人魂の正体は、mokkoも持ってたぁ~
ネタバレになるから名前は伏せますけど、こんな感じ(^◇^;)
化学の知識のある人には、物足りないかもしれないけど
一般人で日常の謎系を気楽に読みたい人には
楽しめると思います。
読書してると、通常は想像したキャラが脳内で
動き出すんですが、本シリーズでは、カバーイラストが
描かれているので、沖野先生は固定されている。
しかし、最近、沖野先生の声が脳内で響く。
気付いた声の主が↓だった。初めての現象(^◇^;)
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バクマン。の福田真太
ググったら諏訪部順一さんでした。
声優さんって、あまり気にしてなかったのですが
この喉に引っかかるような話し方は記憶に残っていて
聞こえてきた時は自分でも驚きました。(○ ̄m ̄)
黒子のバスケの青峰君や呪術廻戦の両面宿儺・・・
(゚∇゚ ;)エッ!?宿儺も??気付いてなかったぁ~
声優さんって、改めてすごいんですねぇ~