発売日 : 2015/6/29
文 庫 : 408ページ
ISBN-13 : 978-4074011766
玉葉妃の妊娠により、再び後宮に戻ってきた猫猫。
皇帝の寵妃ということもあって、それは秘密厳守。
しかし、女たちの腹の探り合いは日常茶飯事で、
後宮内だけでなく外部からも怪しげな動きが見え隠れする。
後宮外では壬氏たちが隣国の特使の要求に
頭を悩ませていた。
特使たちは、数十年前にいたという妓女、
それが見たいと無理難題を言ってきたのである。
花街の事情に詳しい猫猫に相談を持ちかけてくるが、
それは意外な人物だった。
猫猫はその美女にかわる絶世の美人を用意することとなる。
また、猫猫は避暑地へ行く壬氏に同行することに。
そこで待っていたのは―!?
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シリーズ第三弾
今回も猫猫は大忙し。
玉葉妃の妊娠により、再び後宮に戻ってきた猫猫。
戻ったのか、貸し出されたのか・・・
玉葉妃と仁氏の言葉の応酬が面白い(●≧艸≦)
秘密厳守とはいえ、妃同士の腹の探り合いは凄まじい。
だから猫猫が傍にいることになったのだが
ここでも猫猫が探偵として頭をフル回転。
どこからか飛び込んできた子猫。
猫猫と同じ発音の毛毛(マオマオ)と名付けられ
医局のヤブ医官のところで世話されている。
時事ネタ収集の為とはいえ、仲良しの小蘭に
新しく虫好きの子翠が加わった。
政というのは、いかに民に不満を与えずに
税をむしり取るかだ。
そのために、民の税収を増やす必要があり、
その初期投資として税を使う
壬氏は、色々と考えていると感心する猫猫
後宮に隊商(キャラバン)が5日間、滞在する
後宮の侍女たちも交代で並んだ店を観に行くが
玉葉妃や侍女たちが購入した服や香油を見て
猫猫が控えめに警告をする。
更に、隣国の特使から要求された難題
数十年前にいたという絶世の美女である妓女を
見たいと言ってきた。その正体は想像できたけど
替わりに準備した絶世の美人と演出に
さすがは猫猫!と感心。
そして、覆面をした壬氏に同行した避暑地では
サスペンスアクションばりのシーンもあって
大いに楽しませてもらいました。
猟犬を連れた駄犬(李白)も、いい仕事してまして
そこで起こったハプニングで猫猫がぶちかました
「そこそこの蛙」発言 キャハハハハッ!!(≧▽≦)彡☆バンバン
避暑地での主催者として出てきた子昌(ししょう)
壬氏と猫猫の関係が微妙過ぎて笑えます。
猫猫のかわし技が絶妙、更に興味の対象を前にすると
相手が壬氏でも強制的に排除するところも笑えます。
とにかく早く次を読みましょうo(@^◇^@)oワクワク
Web小説版とはまた違う展開(大筋は変わらず)に
加筆修正され面白さ倍増だそうです。