自薦 THEどんでん返し/アンソロジー | mokkoの現実逃避ブログ

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現実から目を背けて堂々と楽しむ自己満足ブログ

 

発売日 : 2016/5/12
文 庫 : 280ページ

十七歳年下の女性と結婚した助教授。
妻が恐るべき運命を告白する…。
ベストセラーを目指せと、編集長にたきつけられた作家はどこへ…。
完璧なアリバイがあるのに、自分が犯人と供述する女子高生の目的は…。
貸別荘で発見された五つの死体。
全員死亡しているため、誰が犯人で誰が被害者なのか不明だ…。
推理作家が、猟奇殺人の動機を解明すべく頼った人物とは…。
独身の資産家を訪ねた甥。その甥には完全犯罪の計画があった…。
六つのどんでん返しが、あなたを虜にする。
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6人の作家さんによるどんでん返し
ラッキーな事に全ての作家さんを体験済み
貫井氏のみ、短編集で数作読んだだけでしたが
よしとしましょう(^◇^;)

綾辻行人:再生
いくらなんでも現実離れしたホラーチックな話だと思ったら
最後が本当に(  ゚ ▽ ゚ ;)エッ!!そっちですか!って感じ。

有栖川有栖:書く機械
まさに書く機械というか、ミリオンセラー作成機だけど
これは既読だったぁ~。タイトルに覚えがあった(;^_^A

西澤保彦:アリバイ・ジ・アンビバレンス
こんな殺人の動機があったとわ・・・
卑劣な奴に対する計算された復讐劇
これが一番唸りましたよぉ

貫井徳郎:蝶番の問題
主人公である僕が、ゴージャスな生活を送る作家の先輩に
事件を推理させようと訪ねて行く風を装って・・・
なるほど・・・これもある意味どんでん返しか・・・

法月綸太郎:カニバリズム小論
この著者の話はくどいので苦手だったんですけど
どういうクドさだったか忘れて読んでしまった。
最後のエピローグ的な部分で、どんでん返し(^◇^;)

東川篤哉:藤枝邸の完全なる密室
遺産相続を画策し、密室を作り上げた犯人だが
あまりにもアバウト過ぎる探偵にも勝てなかった。
犯人は最後の一言で・・・_| ̄|○


気分転換や脳みそをリセットする為にちょうどいいのが
アンソロジーだと思ってます。
新しい作家さん発掘にもなりますしね。

今回はたまたま全員体験済み作家さんでしたが
西澤保彦氏のアリバイ・ジ・アンビバレンスが
心臓をギュっとさせられました。
欲情を満たした見返りは・・・

コワイわぁ~(-。-;)