龍の黙示録 魔道師と邪神の街/篠田真由美 | mokkoの現実逃避ブログ

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発売日 : 2010/12/9
文 庫 : 480ページ

ヴェネツィアで遂に開始された、不死の吸血鬼・龍緋比古と
ヴァティカンの全面戦争。
拉致されたセバスティアーノを追い、柚ノ木透子たちは
魔都トリノへ向かい、手がかりを求めて謎の秘密結社
「黄金のホルス」主催のパーティに潜入する。
一方、市内では切断された手足が次々と発見され、
街は不可視の赤い網に覆われる。
聖槍ロンギヌスで深手を負った龍に最大の試練が―。
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龍の黙示録シリーズ 第7弾 イタリア三部作 第2弾

前作のヴェネツィアで、ヴァティカンから差し向けられた
ベタニアの姉妹との戦いで映画バリのラストを飾るが
龍は深手を負い、龍に忠誠を誓った吸血鬼タジオは力尽き
助けようとたセバスティアーノと共に海に落下。

そこで二人を捉えたのは・・・お前かぁ~!!
心理学研究院:マヌエル・エステバン
実はオカルトというか吸血鬼を研究する卑しい男
今回の登場人物で、こいつが一番嫌いだぁ~!!

拉致されたセバスティアーノ達を追って龍たちは
トリノに向かうのだが、そこで待受ける真の敵を察して
透子を遠ざけようとし、姿を消す龍。

透子とライルは謎の秘密結社「黄金のホルス」主催の
パーティに潜入。
エジプト考古学の研究員のフランソワ・ドマと出会い
透子は彼を利用して、トリノの地下に潜入しようと
考えるのだが・・・

一方、拉致されたタジオは眠ったままで、マヌエルの
実験材料にされてはいるものの、何の成果も出ない。
セバスティアーノは、別の施設で超能力の実験を
されるが、彼の力は自分の為だけには発動しない?
その裏で彼らを操っているのは、ヴァティカンを
追放された元トリノ司教でエジプト考古学者だった。
日本にいる龍を襲う計画の裏にはコイツがいた!

龍たちと、新たに加わったメンツがイタリアに集結。
色んな場所で色々と動きがあって、それぞれの
思惑とか想いが入り乱れて、これまたスッタモンダあり
何でもありな感じがしてきましたよぉ~
なにが気になるってトリノの地下ですよぉ~
やはりどこの都市にも伝説の地下都市ってのが
あるんですねぇ~((o(´∀`)o))ワクワク

更に姑息な奴らの後ろにいる真の敵
これが気になります。
っていうか、引っ張りますねぇ~

龍がやられそうでやられないというのは、
桜井京介を思い出しますよ。
主役でありながら、危うさを持ち合わせて引っ張る。
二番煎じは食傷気味になるのだが・・・
どうしても斜に構えて比べてしまう(^◇^;)

セバスティアーノは相変わらずフラフラしてるんだけど
ちょっとはカッコよくなった・・・のか?
じれったくてイライラしたり、新しい敵が次々出て来て
気持ち的に盛り上がってもいる自分がいる。
ここまで来たなら最後まで読むでしょ。

マッチョな女戦士と、齢2000歳の吸血鬼とヘタレな
落ちこぼれ修道士のプラトニックな三角関係は
決着を見せるのか!? そこ?(^◇^;)
そして龍一派 VS ヴァティカン? 真の敵?
結末や如何に!

そういえば、「目くそ鼻くそを笑う」の意味は
自分のことを棚にあげて他人を嘲るさま。なのだが
ライルがわかりやすい例えを教えてくれた。
団子虫が便所コオロギを笑っているようなもの。
だそうで、これは笑った!(●≧艸≦)