龍の黙示録 聖なる血/篠田真由美 | mokkoの現実逃避ブログ

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発売日:2007/12/12
文 庫:490ページ

キリストの聖なる血を持つと称する吸血鬼を抹殺せよ――
カトリックの総本山ヴァティカン日本へ放たれた
黒衣の使者。
彼はローマ教皇の密命を受け、刺客に与える報酬として
「究極の聖遺物」を携えていた。
宿敵ローマン・カトリック、そして甦った古代エジプトの
邪神が、二千年の時を彷徨う龍緋比古に迫る!
「この物語を書きたくてたまらなかった」
著者自身が熱く語る大河伝奇小説。
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龍の黙示録シリーズ 第4弾

とうとう刺客が放たれましたね・・・
ヴァチカン的には、宗教的な立ち位置よりも、
イエスの生き様を直に知り、その血を与えられ
不老不死になった龍の存在が脅威だったりする。
しかし、自分が手を汚すわけにはいかないから
二人の修道士を刺客として送りこんだ。
なんてコスイ考え方なのでしょう・・・

刺客の一人、セバスティアーノは、龍を排除するという
ヴァチカンの考え方に疑問を覚えるようになる。
その理由の1つが、柚ノ木透子である。
人外の存在である龍をためらいなく守ろうとする姿に
逆に龍という存在に興味を持つように・・・

舞台は神楽坂。
実は友達のテリトリーだったので、何度か作品展やら
食品の買出しでブラブラしたことがある。
本当に狭い道というか路地が入り組んで、石畳の道やら
道の脇から低い土地の家が見えたりしたので、
本の内容が結構リアルに感じられた。

その神楽坂に店を構えていたのが、あの鴉です!
厩戸皇子の時代に、龍を手伝った鴉です。
やはり生きていたかぁ~とは思ったけれど
まさか日本にいるとは思いませんでした(^◇^;)

そこでスッタモンダがあるのだが・・・
いきなり出てきた古代エジプト王:ス・ネフェル。


何故かヴァンパイアになっていた。
しかも、事務所兼邸宅に隠していたのが、リリト!
まだ生きていたか!
こいつの存在が、歴史を更にヤヤコシクシテくれる(-。-;)

協力者だったはずの魔物は、勝手に動き出して
龍は毒にやられて、苦しんでいるし、透子はかなり心配して
なんとも人間らしいやり取りが見えたりした。
そこでまた、予想外の事が起こって、これはコメディーですか?
的な流れになって、成り行きでセバスティアーノは
龍緋比古と一緒に戦うことになる??

やはり今回も、後半に一気にまとめに入りました。
(゚ロ゚;)エェッ!? ((゚д゚o)キョロキョロ(o゚д゚))
何が何だかわからないうちに、決着がついていた(^◇^;)

とりあえず、特殊能力をもつセバスティアーノは
龍の家に滞在することに。
そりゃそうだよねぇ~
ヴァチカンの刺客だったんだからねぇ~
そして龍やライル、透子と行動を共にするうちに、
彼女の強さと優しさに惹かれるようになります。

( ̄へ ̄|||) ウーム
セバスティアーノの内にこもってウダウダ考えるのは
本当に困った癖だったりするんだけど・・・
ヴァチカンが黙ってるはずもないと思うし・・・
色々と気になるところが増えてきました。


そして、思うのですよ。
砂漠はダメでしょって言ってなかったか?
対談で茶化して笑ってたよね?
今回の聖遺物は砂漠の砂の中から出て来たんじゃないの?
古代エジプトのファラオは砂漠で生きてたんじゃないの?
古代史を扱ってるから、砂漠はOKになるの?
もうね・・・こういうところが嫌いよ(-。-;)
まぁ~続きは読むけどね。

エジプトの古代王のミイラの作り手達が恐れたものは、
ゴキブリだったんですねぇ~・・・(〇o〇;)