九年目の魔法/ダイアナ・ウィン ジョーンズ | mokkoの現実逃避ブログ

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初めましての作家さん。
ハウルの動く城の原作者ってことで、随分前に購入。
ハウルの原作は読んでいないのですが、ジブリの
ハウルを観た時に、これは活字で読むと苦しいかもと
思ったことを覚えてます。

しかし、学習できないから、活字の別の小説を購入し
ファンタジーの世界に足を踏み入れてしまった。
普通の世界と、あり得ないシーンが混在していて
想像を組み立てながら読み進めるのに
時間がかかってしまった。

妄想は得意なんですけどね(^◇^;)

19才。大学生になったポーリィは、祖母の家で
ある違和感に気付く。
部屋の中の物たちが、自分の記憶と矛盾している?

何が違う?どこが違う?どこから違っている?
ポーリーは慎重に過去の記憶を遡り、探ります。

始まりは9年前、10才の時から?
空想好きな少女だったポーリィはハロウィーンの日に
祖母の家の近くにある大きなお屋敷の葬式に紛れ込んでしまい、
そこでチェリストの青年と出会います。
空想好きな青年とポーリィは意気投合し、
ヒーローになる物語を作り始めるが、どういうわけか
屋敷の人間から監視されるようになる。

最初はテンション高めな10歳の女の子の妄想に
大人の男が何故につきあう?と思ったんだけど
普通とは違う不思議な出来事に、現実と夢の境目が
すごくあやふやになるんだけど、ポーリーも
リンさんも真剣そのもの。
なんで・・・

最初の方は違和感バリバリなんだけど、読まされる(^◇^;)
両親の気まぐれに振り回された幼いポーリー。
親がバカなら子供はシッカリする。
そしてお婆ちゃんは孫を守る。

物語が動くのは後半に入ってから。
そう来たか!
これは不思議でファンタジーな恋のお話しかと思ったら
ダークでしたよぉ~
ちょっとテンション上がりました(^◇^;)
ただ、もう少しガッツリ対決して欲しかったです。
サクッと終わらせてるのがちょっと残念。