文 庫:308ページ
発売日:2009/3/12
愛妻を亡くした友人が、おれたち三人に告げる。
「妻は殺されたんだ。犯人はお前たちの中にいる。そいつには
密かに毒を盛った。素直に白状すれば解毒剤をやる」。
どうする、身に覚えがないのに、疑われているのは
間違いなくおれだ!(「野菜ジュースにソースを二滴」)。
仕掛けあり、ヒネリあり、どんでん返しあり―
様々な愉しみ方を秘めた、極上の一冊をどうぞ。
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初めましての作家さんです。
「野菜ジュースにソースを二適」
「値段は五千万円」
「青空に黒雲ひとつ」
「天職』
「世界で一つだけの」
「待つ男」
「私のお気に入り」
「冷たい水が背筋に」
「ラスト・セッション」
「懐かしい思い出」
「ミニモスは見ていた」
「二枚舌は極楽へ行く」表題作
以上、12作品を収録
↓ クリック レビュー
恵さんのレビューを読んで興味を持って
リア友のまりさんに貰った本です。
貰った事で安心して、今まで積んでおりました(^◇^;)
興味を持ったくせに、カバーイラストが微妙というか
意味不だった事もあり、手が出せなかった・・・
何故、手が出せたかというと、前に読んだ
ミヒャエル・エンデの作品が、ある意味凄すぎて
脳みその妄想域をリセットする必要があったからで
本棚をザっと見て目に入ったのが本書。
恵さんとリア友まりさんへの信頼度からのチョイスです。
そして、それは当たったのですが、読みだして思い出した。
リセットには大いに役立ったのですが
確か、二人とも大絶賛はしてなかった。
確かに、推理できないmokkoには、w(゚o゚)w オオー!と
思う作品ばかりだったんだけど、 なんというか
カバーイラストへの感想同様、微妙なのである。
面白くないわけではない。
けれど、妙に引っかかるんですよね。
更に、それぞれの登場人物が、他の作品に顔を出したり
他の作品の事を語っていたりと、よくもまぁ~
こんだけ( ̄ー ̄)ニヤリとさせる描き方ができたもんだと
感心してしまいました(^◇^;)
「野菜ジュースにソースを二適」と「待つ男」がお気に入り。
デビュー作の『九杯目には早すぎる』を読まねば!