文 庫:367ページ
発売日:2001/1/16
鮮烈なイメージと豊かなストーリーで織りなされる
30の連作短編集。
一つずつ順番に、前話をゆがんだ鏡像のように映しだし、
最後の話が最初の話へとつながって、読者をめくるめく
意識の迷宮へと導く。
人間存在の神秘と不可思議さを映し出す鏡の世界の物語は、
『モモ』『はてしない物語』とならぶ、エンデの代表作である。
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書籍では初めましての作家さん。
原作者としての映画は観ています。
Mirokuさんから頂いた本です。
↑クリックレビュー
頂いてから7年積んでました(;^_^A
Mirokuさん曰く、延々と続く不条理な夢の中っていうのが
本当に的を射ているって感じでした。
最後の方に、繋がってる話が出て来たので
これは最初の方の悪夢にも繋がるというか
出口から出た世界があるのか?と考えるも
一部のみだったぁ~
そして一番最後の話が最初の話に繋がっている。
っていうことは、出口ないじゃん!
ループですか??
これは怖いですよ。
出口のないミラーハウスを連想しました。
ちなみに、ミラーハウスは想像しただけで怖くて
一度も入った事はないんです。
お化け屋敷より怖いですよ。
方向音痴にミラーハウスは敷居高すぎですから!
その中に突然、放り込まれたって感じです。
逃げ場を探しながら、たどり着く先を探しながら
到着したと思ったら、別の悪夢の扉を開いただけだった
動いた方がいいのか、留まるのがいいのか・・・
この閉塞感というか、焦燥感に駆られるというか
湧き上がる不安は、まさにコロナ禍の状況みたいですよ。
タイムリー過ぎて怖いわ!
なんか本当に疲れました。
あのステキなファンタジーを描いた作家とは思えない
別の意味でやられました…(o_ _)o
「人生は繰り返しです。どんな権利があってあなたは
自分だけが特別扱いされるのを期待しているのですか?」
・・・うわぁ~痛い・・・刺さるわぁ~