残酷号事件/上遠野浩平 | mokkoの現実逃避ブログ

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ページ:326P

発売日:2009/3/6

残酷。―それは人生そのものか。酷薄なる運命のことか。
積み重なりし理不尽に対し、怒りと共に選ぶ道のことか…
残酷号と呼ばれる謎の怪人が戦火の絶えぬ世界に降り立つ。
無敵の力をふるい暴虐の軍と闘うその正体は、
心を喪失したひとりの少年、
義賊ロザンは少年を救おうとするが、その前に立ちはだかるのは、
怪人を生み出した元凶―邪の極ともいえる敵だった。
歪んだ世が悪を生むのか、人の性が悪ゆえに世が歪むのか。
なくした心を探し求める残酷号に未来はあるか。
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戦地調停士シリーズ 第5弾


Mirokuさんに頂いた本です。
   ↑クリックレビュー


前作の禁涙境事件の最後の方に突然出て来て、やりたい放題やって
サクっといなくなった謎の人:残酷号に絡んだお話です。
初めて残酷号と聞いた時、乗り物的なモノかと思った。
人?だけど・・・変身するけど・・・
その残酷号の誕生からを、過去と現在、色々な場所と民族
そして多くの国を巻き込んで進んでいくお話し。

今回、EDやヒースの登場は少ないです。
もちろん、シッカリ絡んでおりますけど・・・
メインは「残酷号」のサトル。正義の味方です!

怪物化したサトルに、別の依頼で居合わせたロザンと
ネーティスが巻き込まれる形で行動を共にするようになる。
サトルは自分の事がわかっていない。
このお話は読み進めるに連れて、サトルと残酷号に関する謎が
解き明かされていきます。

サトルが正義の味方なら、悪役も非常にわかりやすい。
胸くその悪い悪役が、裏でコソコソと動き回っている。
世間知らずのお姫様は、操られていることに気付かない。

バトルシーンがすごく多かったなぁ~という印象ですが
それすらも悲しい。
「助けますよ」っていう約束をずっと守り続けるサトル。
それがまた切なかったです。
っていうか、全てお見通しのEDがやはりすごいわぁ~(^◇^;)

そして、続編がこっそり出ておりました。


だめだ・・・十二国記が脳みそを侵食していて
何が何だかわからなくなってしまった<(_ _)>