紫骸城事件/上遠野浩平 | mokkoの現実逃避ブログ

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ページ:新書・288P
発売日:2001/6/6

城。それは無為にして空虚なる巨大な骸(むくろ)。
世界を蝕んだ魔女の悪意の果てに、その城塞は
百万の生命を吸い、千万の呪詛を喰らって造られた。
事件は、荒野の中心に聳えるこの悪夢の巣窟に、
魔導を極めんとする者どもが集いしとき起こる。
呪いとしても不条理。魔法としても不可解。
殺戮としても異常――
数奇にして非情なる謎の果てに、したたる血さえも
焼け爛れる、底無しで出口のない連続大量殺人の
惨劇が幕を開ける――
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戦地調停士シリーズ 第2弾


Mirokuさんにおねだりして頂いた本です。
  ↑クリックレビュー

オネダリして送ってもらったというのに、読むタイミングを
外してしまって、7年も積んでましたぁ~
読んだら夢中になるとわかっていたのに(^◇^;)
シリーズ第一弾↓が凄く面白かったんですよ。

殺竜事件

しかし、7年も間をあけると、内容がうろ覚えでして
でも、旅に出ているシーンがすごく印象に残ってて
ちょっとだけ流し読みしちゃいましたよ(○ ̄m ̄)

科学ではなく魔法で文明が成り立った世界。
戦地調停士とは、世界最大の通商連合・七海連合に所属する
口先だけであらゆる揉め事を解決に導く特殊戦略軍師のこと。
特殊な交渉がメイン=難解な事件が多いってことだな。

今回の舞台は、バットログの森に聳え立つ紫骸城
300年前の大規模魔導時代に全世界を支配した魔女:
リ・カーズと、宿敵である戦鬼:オリセ・クォルトが
激突した城である。

主な語り手はヒッシバル共和国の魔導大佐:
フロス・フローレイド。
かつて風の騎士と共に事件を解決した功績から、
最も優れた魔導師を決める限界魔導決定会の立会人の
一人として、紫骸城に招聘されていたのだが、
転送されて出現する場所が違っていた。

また、前優勝者:ニーガス・アンガーが死体となって
転送され、そこから大量殺戮事件がはじまる。
一週間の大会期間中は巨大密室となった紫骸城で、
フロス・フローレイドは、悪名高き双子の戦地調停士の
ミラル・キラルと出会い、次々に起こる不可解な
殺人事件の解明へと乗り出す。

というのが、大筋の流れです。
大好きだったはずのEDが出てこない・・・
出てきたのは、最後の方にちょろっと・・・
どんだけ大好きだったか覚えていない (;´_`)
ヒースロゥも、ガッツリ目立った登場だったけど
やはり出番はチョットだけでガッカリ(´・ω・`)

とりあえず、今回目立っている双子のミラル・キラルは、
EDが嫌っているというのは覚えている。
確かに頭がいいんだろうけど、何でも知っているような
態度や嫌味な態度なんかが鼻につく。
自分が事件の予想がつかないのに、わかってそうな
雰囲気に嫉妬してたんだなぁ~(^◇^;)
でも、姉のミラルは、ちょっと可哀そうかなぁ・・・

最後にEDが事件の事を説明してくれるんだけど
魔法でなんでもあり!というオチではなくて
説明を聞くと、なるほどぉ~と考えざるを得ない
そういうことかぁ~と納得ですよ。
フロスが信頼した?擬人器のU2Rが、
ショックの為に故障っていうのが笑えた(^◇^;)
読み終わって、ようやく世界の雰囲気を思い出しました。

やはりシリーズ物は続けて読まないとダメですね。
| 柱 |ヽ(・´_`・。)反省