猫と竜/アマラ | mokkoの現実逃避ブログ

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現実から目を背けて堂々と楽しむ自己満足ブログ

 

ページ:376P
発売日:2017/4/6

魔獣が跋扈する森の奥。
一匹の火吹き竜が、猫たちと暮らしていた。
永きにわたり猫を守り育てる竜を、猫たちは
「羽のおじちゃん」と呼び、人間は畏怖と敬意を込め
「猫竜」と呼んだ。
竜の庇護を離れた後に、人間と暮らす猫もいる。
冒険に憧れる王子と、黒猫の英雄。
孤児院の少女に魔法を教える白猫。
そして森では、今日も竜が子猫に狩りを教えている。
これは、猫と竜と人間の、温かく不思議で、ちょっと切ない物語。
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初めましての作家さん?
「小説家になろう」という小説投稿サイトから出た
無料オンライン小説の書籍化です。
侮るなかれ、あの「君の膵臓をたべたい」もここから出ている。


Mirokuさんから頂いた本です。
  ↑クリックレビュー

あらすじの内容そのままなのですが、そもそもは
火吹き竜が洞窟で1個の卵を産んで、活力を得るために
餌を獲りに行ったところ、他の獣に襲われて死んでしまった。
死を待つばかりの卵だったが、偶然にもケットシーという
魔法を使える猫が卵の上で出産した。

いい具合に温められた竜の卵は無事に孵るんだけど
見かけは猫とは全く違うものの、竜の子供は小さい上に
先に生まれた猫達は、同じニオイだから特に騒ぐわけでもなく、
母猫もベテランなので特に気にする風もなく子育てをして、
狩りを教え魔法も教えた。

ケットシーの子供たちは2年程で独り立ちをするのだが
森にいるものもいれば、町に出るものもいる。
ベテランの母猫は、人間に召喚されてしまったが
召喚先でも図太く生きております。

火吹き竜が母猫に代わって子育てを手伝い、狩りや魔法を教える。
そんな旅だった子供達と、火吹き竜の短編集です。

絵本とも御伽噺とも違う、軽くて可愛らしいお話です。
この世界観は好きです♪

楽しかったです。
漫画にもなってるんですね。

 

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