MIX 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子/内藤了 | mokkoの現実逃避ブログ

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現実から目を背けて堂々と楽しむ自己満足ブログ


ページ数:310P
発売日:2017年07月

湖で発見された、上半身が少女、下半身が魚の謎の遺体。
「死神女史」の検死で、身体変異に関する
驚くべき事実が判明する。
そして八王子西署には人事異動の波が訪れていた。
新人とのやり取りに苦戦しつつ捜査を進める比奈子。
「人魚」事件の背後には未解決の児童行方不明事件が
関わっているようだ。
さらに新たに子供の奇妙な部分遺体が発見される事件が起こる。
保を狙う国際犯罪組織も暗躍し…。
大人気警察小説シリーズ第8弾!
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シリーズ第8弾

今更だけど、このシリーズは順番どおりに読んが方がいいです。
何故なら、前作のネタバレが必ず含まれているからです。
前作の登場人物も出てくるし、犯人の事も書かれているので
レビューも下手をするとネタバレに繋がるので書けない。
大事なところは思いっきり伏せて書くしかないのですよ。
これは辛いっす(^◇^;)

さて、今回の猟奇は・・・
マッドサイエンティストですね。
江戸川乱歩や伊藤計劃氏の虐殺器官の1シーンを連想しました。

ある日、カメラマンが湖に浮かぶ奇妙なものを目にする。
ビニールに包まれたものは・・・人魚?
通報により、人魚もどきは死神女史のところに送られた。
一方、八王子西署の猟奇犯罪捜査班に志願した新人は
なんと・・・

お前かぁ~!!!
何しに来たぁ~!!ヽ(`Д´)ノゴルァァア!!
って奴でした。
志願した理由はカッコいいと思ったから。
人間、そう簡単には変わりません。(-゛-メ)

教育係を仰せつかった比奈子が頭を抱えるまでもなく
死神女史からお呼びが掛かり、ラボに向かうと
新人には予想以上にきつかったようで
逃げ出し最短記録を更新。
しかし、人魚もどきを調べた結果、とんでもない事がわかり
女史の手に負えないってことで、センターに送られることに。

映画「エレファントマン」の記述が少しあった。
モデルになったメリック青年の病もヒントになってます。
そしてアッチョンブリケですね。

センターでノビ先生から図書室で働く鍵師を紹介してもらい
ヒントをもらい捜査開始。
センター内でも動きがあった。
サヴァン症候群で自閉症の金子未来とコミュニケーションを
とれるようになった永久。
そこに幽霊の姿を見つけるのだが・・・

あまり内容に触れられないけれど、またも各所で
一気に色んな事が動き出す。
ノビ先生を狙う組織の動きも確実に進行している?
新人の基本的ミスで厚田班に危険が!
この緊張感がたまらない。
そしてホラーですよ。マッドですよ。
そしてアクションですよぉ~
色んな感情を総動員して心臓バクバク!
あぁ~早く続きが読みたい!!