ページ数:383P
発売日:2015年08月
都内の霊園で、腐乱自殺死体が爆発するという事件が起こる。
ネットにアップされていた死体の動画には、なぜか
「周期ゼミ」というタイトルが付けられていた。
それを皮切りに続々と発生する異常な自殺事件。
捜査に乗り出した八王子西署の藤堂比奈子ら「猟奇犯罪捜査班」は、
自殺志願者が集うサイトがあることを突き止める。
その背後には「AID」という存在が関係しているらしいのだが…。
新しいタイプの警察小説、第3弾!
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シリーズ第3弾
今回も、グロイです。
でも、読みやすいから、読んでしまうのですよ。
で、想像するとマジ吐きそうです(^◇^;)
これ、蒸し暑い中で読んだら、凄まじいだろうなぁ・・・
少年たちが周期ゼミを調べていて偶然発見した動画
腐乱していく様子をスマホで配信していた。
その背景から当たりをつけて行ってみたら
本当に腐乱死体があった。
ふざけて車にぶつかった途端に死体が爆発した。
※周期ゼミとは、セミのうち Magicicada 属に属する
複数の種の総称。
毎世代正確に17年または13年で成虫になり大量発生する
セミである。
同じ頃、アパートで腐乱死体が発見される。
状況から自殺と判断されたが、死神女史は何かが
引っかかったようだ。
そこで比奈子に、とある施設に検体を持って行って欲しいと
依頼する。
そこは表向きは、人体に関わる事なら何でも研究している施設。
変人で天才が揃っている施設。
死体農場だなんて、やはりBONESみたいだわぁ
そこでノビ先生に、こっそりプロファイリングを依頼するって魂胆。
チーム始動って感じです。
ボール爆弾って、初めて聞きましたよ。
男性に聞いてみたいです。怖いだろうなぁ~・・・
そして、続く自殺者・・・
ドナーカードを握りしめてタクシーから転げ落ちた女性もいたり
皆が見ている前で薬を飲んで、驚いたようにもがき苦しんで
死んだ自殺者もいた。
捜査の中で自殺志願者が集うサイトが浮上
更に「AID」という存在が関係しているらしい
それとは別に、30年前の無差別殺人事件まで浮上してきて・・・
いったい何が起こっている?
犯人の目的とは・・・?
いやぁ~いつもながらドキドキしながら読みましたよ。
今回のドキドキは前回とは全く違っている。
メインキャラはいつも通りに活躍しているのだが
目立ったのはオタク鑑識課の三木と、その彼女でしょう。
鑑識課の笑わない男には、白と黒があったらしい(○ ̄m ̄)
しかし、ブラックを表に出した事が裏目に出た。
もう、どうなることかと思いましたよぉ~
しかし、その執念もすさまじかったです。
この二人、大好きになりました。
そして、定番というのか、ラストは切ない結末に。
そんな悲しい事になっていたなんて・・・
死神女史のセリフで知らなかったことがあった。
眠ってるうちに死んでやろうなんて甘い考えで睡眠薬飲んで、
排気ガスを引き込んでもさ、濃度によっちゃ苦しさのあまり
目が覚めて、逃げようとしても身体は動かず、結局
悶絶しながら死んだ・・・
警察もマスコミも詳しい報道はしないから、
楽に死ねると勘違いする人間は多いのさ。
体が動かないからそう見えるだけで、金縛り状態で
ゆっくり窒息するのが、どんな気持ちか考えてごらん。
あぁ~死のうとは思わないけど、想像するだけで恐ろしい!
続きを購入しなくっちゃ♪
追いかけますよぉ~о(ж>▽<)y ☆