ページ数:317P
発売日:2016年12月
妖怪に花見に誘われた弥助と千弥。
ふたりの後をこっそり尾けていた久蔵は……「春の巻」。
屋敷に閉じ込めたせいでふてくされた甥、津弓を
なぐさめようとした月夜公だったが……「夏の巻」。
玉雪が立派な栗山をもっている理由は? 「秋の巻」。
千弥と月夜公の過去の因縁の物語「冬の巻」。
〈妖怪オリジナル・キャラクター〉募集で選出された妖怪が
登場する短編も収録。
弥助と妖怪たちの心温まる交流を描く、人気シリーズ第3弾。
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シリーズ第3弾は、4つ季節の短編集
「春の巻」
前作で妖怪の子供たちの危機を救うきっかけを作った弥助
そのお礼がしたいということで、妖怪たちに花見に誘われる
人が気味悪がって近づかない橋に千弥と弥助が向かっているのを
久蔵が発見。こっそり尾行するのだが、気が付くと
満開の桜が咲き乱れる山にいた
そこで泣いている少女に出会うのだが・・・
なんとまぁ~そんな事になっちゃったのねぇ~(○ ̄m ̄)
「夏の巻」
前作で他の妖怪の子供達同様に攫われてしまった津弓
間一髪のところで、助けられたものの危険な状態に。
超過保護な月夜公は、津弓の外出を禁止
すっかりふてくされてしまった津弓に外出するかわりに
弥助を屋敷に連れてくる。いや・・・攫ってきたんだよね?
そのショックで気を失った弥助
一緒にくっついてきた梅吉と弥助を喜ばせるものを
蔵から探し出すことにしたのだが・・・
危険なものをしまうんなら、ちゃんと注意しておかないとねぇ
「秋の巻」
栗が不作だったために、楽しみにしていた栗拾いに行けず
しょんぼりする弥助に、玉雪が所有している山なら
栗が豊作ということで、連れて行ってもらったのだが
何故、玉雪は栗山を所有していたのか?
弥助が見てしまったボロボロの古い寺
その前で何をするでもなくたたずむ玉雪
玉雪が語る栗山をもらい受けることになった経緯とは・・・
子供を守る為のはずが、結局子供を孤独にしてしまい
自分の名前すらも忘れてしまった子供
母子を救うために玉雪の取った行動がステキ
弥助を思うあまり、神だったのに妖に落ちた玉雪の
優しさが詰まったお話し
「冬の巻」
数十年に一度、人が黄泉国と呼ぶ領域の闇が力を増し
こちらの世にあふれる事がある為、封印の神事が行われる。
力の強い舞い手が選ばれ、闇を押し返す舞を舞う。
それに選ばれたのが・・・
物凄く仲の悪い千弥と月夜公
過去に何かあったのは一目瞭然
二人の過去のお話しです
何だかんだと言いながら、千弥は優しい。
月夜公も実は優しい
二人の舞が目に浮かぶようですよぉ~
「忘れ時の花菓子」
〈妖怪オリジナル・キャラクター〉募集で選出された妖怪が
登場する短編
味噌を買いに家を出た弥助は、橋の上で幽霊のような
子供と出会う。
子供が持っていた袋の中には美しい菓子が入っていて・・・
まさかここでアノ妖を使うとわぁ~
確かにこの妖とだったら、いいコンビになるわぁ
オリジナルキャラでこういう話を作れるなんて
やはり物語の才能はあるのよねぇ~
でもねぇ~やっぱり文章がねぇ~ (;´_`)トホホ
とりあえず3冊買ったから読んだけどね
文句を言いながらも話はいいのよ
ってことで、あと2冊出てるみたいだから
後で買う事にしましょ(○ ̄m ̄)