その少女、名を僕僕。後に伝説となる仙人なり。
天地が今よりもずっと熱く、神々がその主人だった頃のお話。
成熟を迎えた神仙たちの社会に、突如異変が襲った。
水を司る神・拠比は、相棒の料理仙人・僕僕とともに
異変を解消すべく、創造主・老君が天地開闢に用いた宝具
「一」を探す旅に出る。
時を同じくして、黄帝は「人類」を創り出し、
世界を変革しようと試みるが……。
美少女仙人×ヘタレ神コンビによる
新たなファンタジー冒険譚、開幕。
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Mirokuさんに頂いた本です。
初めましての作家さん。
そして僕僕先生のシリーズはお初です。
しかも過去編。
想像していたストーリーとはちょっと違って
そりゃ過去編だから当たり前か(^◇^;)
僕僕先生が王弁(これが本編の主役になるのかな)に
昔の話を聞かせるて感じで始まります。
その世界観から、真っ先に小野主上の十二国記を連想しました。
背景が古代中国みたいだからなんでしょうね。
僕僕先生の始まりのお話って感じでしょうか。
水を司る神・拠比と、相棒の料理仙人・僕僕が
宝具を探す旅に出る。
神とは言っても、力を削がれた状態の拠比
今までは移動するのは考えるまでもなく
ひとっ飛びだったのが、地味に歩く。
今までは、食事なんてする必要もなかったのに
動けば腹が減り、力が出ない。
その為に僕僕先生が創られた。
料理道具一式を背負って、テクテク歩く。
それが物凄く遅い。(^◇^;)
僕僕先生の作った食事を他の者たちは
すごく美味しそうに食べる。
けれど拠比には旨いという事がわからない。
食べれば力になるから食べる。
いつか旨いと思う事があるのかなぁ~と
思いながらも、旅を見守る。
人類が創られ、生活を営み始めた頃のお話し。
分割された「一」を見つけるお話し。
こういう創世記も楽しくていいですね(p^_^q)
楽しかったですо(ж>▽<)y ☆