ページ数:312P
発 売 日:2011年02月
イタリアの小村の教会から申告された『奇跡』の調査に赴いた
美貌の天才科学者・平賀と、古文書・暗号解読のエキスパート、
ロベルト。
彼らがそこで遭遇したのは、教会に角笛が鳴り響き
虹色の光に包まれる不可思議な『奇跡』。
だが、教会の司祭は何かを隠すような不自然な態度で、
2人は不審に思う。
やがてこの教会で死体が発見されて―!?
『首切り道化師』の伝説が残るこの村に秘められた謎とは!?
天才神父コンビの事件簿、第3弾。
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バチカン奇跡調査官シリーズ第3弾
第二弾の最初の方を読んで、本作のカバーイラストが
誰なのかわかってしまった。
ってことは、この人は次も登場するのねって思ってた。
詳しいことを書くとネタバレになるから書けない。
イタリアのセント・エリギウス教会の神父達から
申告された『奇跡』
前任の調査官が謎の解明ができず、奇跡としか
言いようがないと結論を出したものだったが
奇跡の申請書に司祭の名前がなかった。
疑問に思ったサウロ大司教は、二人に再調査を命じる。
教会に到着した二人は、早々に奇跡を目撃することになる。
角笛が鳴り響き、虹色の光に包まれ、キリストのブロンズ像が
生きた人の肌のように色が変化していく
平賀は機械をセッティングして科学的な検証。
しかし録画では角笛の音は記録されているのに、虹色の光は
時間を置くと消えてしまった。
その理由とは?
ロベルトは、古書や伝説などの蔵書からヒントを探す。
奇跡申請に署名しなかった司祭は相変わらす何も語らず・・・
見事な設計と技術でありながら世に知られていない教会
村に伝わるマダラ服を着た首切り道化師の伝説
しかし、この首切り道化師の被害に遭った者が存在した。
蔵書の古書から、まだらの処刑人、ソロモン、石榴という
暗号を導き出したロベルト。
それをどのように生かすのか。
そして、偶然にも平賀がバチカンにいた時に幾度か目にした
まだらの道化師というワード
更なる調査を進める二人だったが・・・
そんな時、事件は起きた。深夜の教会に響く悲鳴。
殺されていた異様に肌の白い、赤い瞳の子供。
しかし村にそんな子供は存在していない。
行方不明の司祭。
そこにFBI捜査官のビルが再登場。
後半に入って、予想外の展開が待っていた。
いや・・・予想通りか(^◇^;)
ここでも出てきたバルボアナ家の紋章
そして秘密結社ガルドウネ
その極悪非道ぶりは、想像の域を越えてました。
理不尽なんてもんじゃない。
こういうのを悪魔と呼ぶんだろうなぁ~
神聖という衣に隠された陰。そこに蠢き続ける歴史の闇。
オカルト的な雰囲気を盛り込んで、平賀、ロベルトとビルも
危険な目に遭わせて盛り上げる?
奇跡の謎解き部分に関しては、雰囲気でなんとなく
わかったつもりになったけど、それ以上に今回は
ハーメルンの笛吹き男を筆頭に、どこかで聞いたことのある
中世ヨーロッパの伝説や神話、寓話がたくさん紹介されていて
更にロベルトの解釈も聞けて楽しかったぁ~
楽しい事と、悲惨な事のギャップがすごかったけど
やはりこのシリーズは面白い♪
蘊蓄バンザイ ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ
誰なのかわかってしまった。
ってことは、この人は次も登場するのねって思ってた。
詳しいことを書くとネタバレになるから書けない。
イタリアのセント・エリギウス教会の神父達から
申告された『奇跡』
前任の調査官が謎の解明ができず、奇跡としか
言いようがないと結論を出したものだったが
奇跡の申請書に司祭の名前がなかった。
疑問に思ったサウロ大司教は、二人に再調査を命じる。
教会に到着した二人は、早々に奇跡を目撃することになる。
角笛が鳴り響き、虹色の光に包まれ、キリストのブロンズ像が
生きた人の肌のように色が変化していく
平賀は機械をセッティングして科学的な検証。
しかし録画では角笛の音は記録されているのに、虹色の光は
時間を置くと消えてしまった。
その理由とは?
ロベルトは、古書や伝説などの蔵書からヒントを探す。
奇跡申請に署名しなかった司祭は相変わらす何も語らず・・・
見事な設計と技術でありながら世に知られていない教会
村に伝わるマダラ服を着た首切り道化師の伝説
しかし、この首切り道化師の被害に遭った者が存在した。
蔵書の古書から、まだらの処刑人、ソロモン、石榴という
暗号を導き出したロベルト。
それをどのように生かすのか。
そして、偶然にも平賀がバチカンにいた時に幾度か目にした
まだらの道化師というワード
更なる調査を進める二人だったが・・・
そんな時、事件は起きた。深夜の教会に響く悲鳴。
殺されていた異様に肌の白い、赤い瞳の子供。
しかし村にそんな子供は存在していない。
行方不明の司祭。
そこにFBI捜査官のビルが再登場。
後半に入って、予想外の展開が待っていた。
いや・・・予想通りか(^◇^;)
ここでも出てきたバルボアナ家の紋章
そして秘密結社ガルドウネ
その極悪非道ぶりは、想像の域を越えてました。
理不尽なんてもんじゃない。
こういうのを悪魔と呼ぶんだろうなぁ~
神聖という衣に隠された陰。そこに蠢き続ける歴史の闇。
オカルト的な雰囲気を盛り込んで、平賀、ロベルトとビルも
危険な目に遭わせて盛り上げる?
奇跡の謎解き部分に関しては、雰囲気でなんとなく
わかったつもりになったけど、それ以上に今回は
ハーメルンの笛吹き男を筆頭に、どこかで聞いたことのある
中世ヨーロッパの伝説や神話、寓話がたくさん紹介されていて
更にロベルトの解釈も聞けて楽しかったぁ~
楽しい事と、悲惨な事のギャップがすごかったけど
やはりこのシリーズは面白い♪
蘊蓄バンザイ ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ