優しい妖モノが読みたかったんだよね
間違ってホラーを読んじゃったりもしたけど
心が疲れてるときにホラーは苦しいということを
学習できたから、よかったかも(○≧艸≦)゛
4月はなんといっても「雷の季節の終わりに」が
一番よかった。
「夜市」の「風の古道」で嵌って、ようやく
2作目を読んだのですが、やっぱりよかったぁ~
恒川氏の幻想は、本当に現実逃避向きです。
「風の古道」を読んで気に入った人は
是非、こちらも読んでみてください。
絶対に気に入ると思います。
そして続けて「草祭」を読むとアッチの世界の
住人になりたくなります(^◇^;)
そして、次に気に入ったのが朱川湊人氏
「かたみ歌」で気に入って、2作目として読んだけど
このシリーズ2作は、またも昭和初期の
貧しくとも活気があった時代の懐かしい雰囲気を
十分に楽しめます。
知らないくせに、知ってる気分になるのよねぇ
姉妹の思い出を妹が語っているんだけど
若くして姉が亡くなることがわかっているから
どうしても背後に哀愁を感じてしまうのが
切ないエッセンスになっております。
どうやら初めましての作家さんの、二度目まして本が
大当たりだったようです(o^o^o)
自分のチョイスにバンザイヾ( 〃∇〃)ツ ウキャッ
2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1919ページ
ナイス数:60ナイス

読了日:4月30日 著者:朱川湊人

読了日:4月24日 著者:朱川湊人

ホラーなんだけど、ビビるほど怖くはない。 むしろ暗いというか、哀れな感じ? 背景を想像した時に、なんか古いというか埃臭さを感じる。 ホラー短編の場合、哀しい余韻を引くのが好みなんだけど この古いというのを、懐かしいと捉えられるかどうか・・・ 話の途中でオチがわかっても、尚も引っ張ってくれて、 あぁ~そうなのかぁ~と思わせて欲しかったりする。 それでも「かみかくし」「流山寺」は予想外だったり、 普段よく聞く話を逆手に取った感じで面白かったし 「私の居る場所」・・・こういうのが一番怖いです。
読了日:4月17日 著者:小池真理子

触れようと思ったわけではないのに、何かの瞬間に、 偶然に触れてしまったことで美奥の不思議な空間と 繋がりを持ってしまった人たち。 望んでそこに行く人、戻る人。住み着く人。 幻想的な美奥。美しい山の奥。 どこか懐かしいような、少し哀しげで残酷で、そして優しくて 御伽噺に耳を傾けているようなそんな気持ちにさせてくれる。 やっぱり疲れているときは恒川氏の幻想に浸るのがいい!
読了日:4月15日 著者:恒川光太郎

途中までは、少年の冒険譚とか、成長物語かと思いきや 何気に挿入されている別の話と絡み合って 全体像が見えてくる。 それら全てが伏線だったかのように回収されていく。 淡々と書かれているのに、悲しみや怒りが駆け抜けていく。 そして切ない余韻が後を引く。 単行本を読んでいないので、読み比べはできなかったけど またいいものを読んでしまった。 心が疲れてるときは、恒川氏の異世界モノを読もう。
読了日:4月9日 著者:恒川光太郎

表題作は、ジワジワと侵食されていくような感じが 怖いというか不気味。 疱瘡婆は、時代小説風で、なんとも哀しいお話。 釈迦狂いも、出口のない恐怖ってのがツボというか こういうのが一番怖い。 「きも」も、そのままじゃないかぁ~とか思いながらも その後が気になって気になって・・・。 最後の狂覚が、どうにもこうにも意味不明。 自分の理解力の無さに凹みました。 最後の話は理解できなかったとして、他の作品達は 面白いというか、上手いですねぇ。 妙に嵌ってしまったので、現実逃避には向かなかった
読了日:4月3日 著者:朱雀門出
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