読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2198ページ
ナイス数:67ナイス

生き屏風の続編というか、シリーズ第2弾になります。 県境守として暮らす皐月の生活や人間に頼まれた 厄介ごとや、妖たちの思い出話やなどがメインだったのだが、 今回はそこに魂追いの縁(えにし)が加わります。 魂魄が漂う“道”に入り込んでしまったことで体調に 異変が生じ、それを治す為に火の山に向かうことになった二人。 頼りない二人の旅は目的地に到着しても終わらない。 皐月の治療中にとんでもないことになっていた。 縁がした約束の為に、悲しい結末が待っていると思わせる終わり方。 続きも読もう
読了日:2月27日 著者:田辺 青蛙

見た目は子供のような鬼の小春が百鬼夜行から落っこちた場所は 妖怪よりも妖怪らしい風貌と性格の喜蔵の家の庭だった。 へそ曲がり同士の共同生活?は、それなりに充実していたが 喜蔵の周りで怪がらみの被害が出てくる。 小春のとった行動は・・・? 喜蔵や周りの人間たちとの思い出話やら、 河童の女棟梁の思い出話などを間に挟んで話が進むのだが これが最後の方で繋がって、絶大な効果を発揮する。 心の底からジワーっと暖かくなるような優しい作品でした。 シリーズみたいだから、続きも読みましょ(o^o^o)
読了日:2月23日 著者:小松 エメル

新宿伊勢丹近くのビルの地下にある『酒場』という名前の酒場 北森作品の香菜里屋シリーズを連想させる設定だけど 客が問題を持ち込むところは同じなんだけど こちらは一見さんお断り。 その問題っていうのが「とっても不幸な幸運」と書かれた缶詰。 これを開けると、とんでもない事が起こる。 それが本人にとって幸なのか不幸なのか・・・ とりあえず店主と曲者の常連客たちとで一緒に考えたり? 賭けの対象にしたりして問題を解決する。 設定は面白いと思うし嫌いではないんだけど キャラが立ってないような感じかな
読了日:2月16日 著者:畠中 恵

初めての作家さんです。 タイトルからしてワクワクさせてくれるじゃないですか! 『あなたの恋人、友だちのカレシ、強奪して差し上げます』 別れさせ屋の話だと思ったら違いましたね。 別れたいのに別れられないという女性から男を奪還してくれる。 6つの短編集なんだけど、どれも読後感が爽快。 しかも全てが奪還ではない。 ヒナコさんが担当する案件なら成功率100%らしいんだけど ヒナコさん以外が担当する案件もある その采配が憎らしいくらいに的を射てる これは面白かったです。続編も読もう♪
読了日:2月12日 著者:永嶋 恵美

対になっている「私たち・・・」と似たような感じで 普通の日常が、普通じゃなくなった少年達の それぞれの行動が淡々と書かれてます。 ラストの辺りで、それまでの想像を ひっくり返すような展開になっているので まぁ~その度に驚いたんだけどね(^◇^;) 幼さ故の暴走とはいうものの、ボーダーラインが 低くなったなぁ~と思ってみたり・・・ 後味がよろしくなかったです。
読了日:2月9日 著者:多島 斗志之

「取り憑く」「めぐりあい」「教え子」「預け物」 「記憶」「旅の会話」「ねじこむ」 普通の主婦たちの7つの短編集です。 内容的に唸るようなものはなかったけど 実際に、こういう女はいそうだなぁ~と思える怖さがあります。 読み始めからは予想できない展開と結末と 読みやすさもあって、あっという間に読了です。 次は対になっている本を読みます。
読了日:2月6日 著者:多島 斗志之

旗師・冬狐堂シリーズ第2弾。 とは言っても文春文庫での第二弾で、どちらも短編集です。 その前に講談社から長編2冊が出てるので通算4冊目になります。 1話目から大狸が狐の皮を被ったような同業者が 陶子を騙くらかそうと仕掛けてくるものの 狐さんの返り討ちは見事です! 2話目からは、陶子や硝子の過去と関係の深い話になってまして 二人の関係が本当に羨ましく思ってみたり。 胸がキュっとなってみたり、ハラハラしてみたり 思いっきり楽しませていただきました もう続きが読めないのね・・・
読了日:2月4日 著者:北森 鴻

初読みです。 谷崎作品は自分には合わないと思っていたけど これは読めました。 ミステリっぽい4篇の作品なんですが やはり犯罪小説というしかないのでしょう。 どの話も予想外の結末に驚かされてばかりでした。 「途上」がお気に入りです。
読了日:2月1日 著者:谷崎 潤一郎
読書メーター
ジャンル分けし難い作品ばかりを読んだ感じになりました(^◇^;)
面白かったのは、ダントツで冬狐堂シリーズ
珍しく陶子さんや硝子さんの内面に
スポットを当てたような感じになっていたのも
新鮮に感じました。
冬狐堂シリーズを読み終わってしまった寂しさが残りました
他では泥棒猫ヒナコの事件簿 あなたの恋人、強奪します。
タイトルからして面白そうで、実際に面白かった
これは続編読みたいですねぇ~
後は怪しい系ですかね?
ホラー系ではあるけれど、妖は出るものの
ユルイ作品なのでファンタジーに入れても
問題ないような感じのものを続けて読んでますね(^◇^;)
薄い本ばかりだったので、珍しく4冊以上読んでます(○ ̄m ̄)