配達あかずきん/大崎梢 | mokkoの現実逃避ブログ

mokkoの現実逃避ブログ

現実から目を背けて堂々と楽しむ自己満足ブログ

配達あかずきん―成風堂書店事件メモ (創元推理文庫)/大崎 梢
¥651 Amazon.co.jp

「いいよんさんわん」?
近所に住む老人から託されたという謎の探求書リスト。
コミック『あさきゆめみし』を購入後失踪した母を捜しに来た女性。
配達したばかりの雑誌に挟まれていた盗撮写真…。
駅ビルの六階にある書店・成風堂を舞台に、
しっかり者の書店員・杏子と、勘の鋭いアルバイト・多絵が、
さまざまな謎に取り組んでいく。
本邦初の本格書店ミステリ、シリーズ第一弾。

-----------------------


「成風堂シリーズ」第一弾


初めての作家さんです。
この本も、色んなところで目にはしてたんだけど
これまた恵さん のレビューで気になって
購入したつもりになっていた本である。

実は、別の本と勘違いしてた訳で、この度
恵さんが、シリーズの3作目も面白いと言っていたので
2冊合わせて買いました。


2作目は長編ということなので、アッサリ無視。
読むのが遅いからね、無駄な時間は使えないのだよ。
面白かったら、後から購入するけど(○ ̄m ̄)


実はね、書店が舞台のミステリだってのは知ってたけど
本屋さんで、どんなミステリが存在するんだ?って
ちょっと思っていたんですよね。
でもね、面白かったのぉ~!


いろんな人が読んでるだけのことはあるわ!
著者が13年間書店員してたってくらいだから
日常の仕事内容やら、困ったチャンのお客とか
色んな事がわかって楽しい。


考えてみたら本屋さんも接客業なのねぇ
こんなステキな書店員さんに出会ってみたいわぁ~
本屋さんに本を買いに行く人は、自分が困ったチャンに
なっていないかどうか確認の為にも読んだ方がいいでしょう。

ただね・・・
講談社ノベルス25周年記念で
「特製しおり」書店店頭プレゼントというのがあった。

確か、月別に3人の著者の特製栞プレゼントと同時に
著者の新作が発売されていたはず。

ちょうど薬屋探偵シリーズの第二章が発売になる月で
著者の栞が出る月でもあったから、栞は本に挟んであると思っていた。
mokkoの現実逃避ブログ-1019hon

レジで確認しなかったmokkoも悪いんだけどね

本を手にした喜びで忘れていた・・・
自宅に帰って栞が無い事に気付いた時、
どんだけショックだったか・・・( ̄□ ̄|||)


新作に特製栞を挟むくらいの事はしてくれてもいいのにと思うのは
わがままな事なんだろうか?(-。-;)

今更だけどね・・・

ちなみにその栞、ブロ友のゼータさんが、同じ本を購入する時に
mokkoの分も貰って送ってくれたのだv(〃>∇<〃)v2枚も♪
今では宝物です(p^_^q)


前置きが長いですね( ̄▽ ̄;)ゞ


『パンダは囁く』
近所に住む老人から託されたという探求書リスト
「いいよんさんわん」
暗号としか思えない謎の言葉から
老人の欲しい本を店員が探し出すのだが・・・


書店にも事件は存在していましたぁ~
いやぁ~ドキドキしましたよぉ~
老人の最後の粋な計らいにブラボー\(o⌒∇⌒o)/


『標野のにて 君が袖振る』
「あさきゆめみし」を購入した母親が失踪した。
探しに来た娘に協力する杏子&多絵
母親の失踪理由とは?


これが一番好き!もう最高!
最後の方は泣きそうになりましたよぉ~
トキメキが止まらないっていうの?
熱い恋がしたくなりましたよぉ~(*~○~*)


『配達あかずきん』
美容院に配達した雑誌に、お客様を罵倒する言葉と
盗撮写真が挟まれていて、お客様大激怒!
誰が何のために?


これもまた別の意味でドキドキする。
可愛いバイト店員に萌えるイケメン男性理容師が笑えた。


『六冊目のメッセージ』
入院した娘のお見舞いの本を探しに来た母に
絶妙な本をチョイスしてくれた店員にお礼を言いに来た店員。
ところが成風堂にそんな男性店員はいなくて・・・


これもステキな話しなのよぉ~v(〃>∇<〃)v
入院してみたいとさえ思ったけれど、
頑丈過ぎるmokkoには、入院の可能性すらないわぁ~


『ディスプレイ・リプレイ』
ディスプレイコンテストに参加するべく
バイトの子と、その友人達でコミックのディスプレイを引き受け
予想以上の出来上がりに喜んでいたのだが、

悪質な悪戯をされ・・・


実際に、こういう事ってあるよなぁ~と思ってしまった。

事件の向こう側にある真実とは・・・


いやぁ~どの作品もドキドキしたりワクワクしたり

ドキドキにも色んな種類があるんだなぁ~と

本当に楽しかったです。