お勧めの1冊・・・ | mokkoの現実逃避ブログ

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本の話題なら書かないわけにはいかない・・・
しかし・・・
必ず突きつけられるのが「1冊」ってことなのよねぇ
(*~○~*)アァーン
ジョニーのいけずぅ~ o(><" 三 "><)o

ってことはシリーズモノは除外だな・・・

考えに考えて・・・
・・・基本に戻ろう・・・
mokkoの基本は現実逃避!
だからファンタジーが基本!・・・のはずなんです!
本好きさんには乱読系と言われますが・・・(-。-;)

ファンタジーも色々読みましたが
あえて日本のファンタジーを・・・
日本のファンタジーもたくさんあると思う。
ほとんど読んでないと思うけど・・・

読んだ中で、お勧めしたい本も色々あるけれど
まだこのブログ上で紹介してないってことで
向山貴彦『童話物語』上下巻
童話物語〈上〉大きなお話の始まり (幻冬舎文庫)
童話物語〈下〉大きなお話の終わり (幻冬舎文庫)
¥680 Amazon.co.jp

世界は滅びるべきなのか?
その恐るべき問いの答えを得るために、
妖精フィツは地上へとやってきた。
最初に出会ったひとりの人間を九日間観察して
判断することがフィツの使命。
しかし、フィツがたまたま出会ったのは
極めて性格の悪い少女ペチカだった…。


***文庫版:上下巻***


読み始めの部分の描写があまりにも残酷で悲惨だったので
これってファンタジーだよね?と確認してしまうほどでした。
その描写も主人公ペチカの“ゆがんだ”性格を
表現するためには欠かせないものだと納得。


それほどにペチカを悔しくて悲しくてつらい出来事が
追いかけてきます。
世界の果てには何があるのか?
人々の憎悪をかきたてる炎水晶に勝つことはできるのか?
世界が終わるという「妖精の日」は訪れるのか・・・
何度も泣きそうになりながら読みました。


「誰だって自分が思っているよりはすごい人間だよ」
このセリフが深く心に刻まれました。
日本のファンタジーもスゴイと思った1冊です。



そして掟破り( ̄▽ ̄;)ゞ
童話物語が長編ファンタジーなので、
長編が苦手な人の為に短編集を・・・

原田宗典『ゆめうつつ草紙』


ゆめうつつ草紙 (幻冬舎文庫)


mokkoの現実逃避ブログ-0121book

声に出して読んでみたくなる大人のためのファンタジー。
絵本のような大きな文字が、15の不思議な物語を綴ります。

秘密屋という質屋で、母親の隠し事が
高額で売られているのを見つけてしまった僕の話。
やっとのことで買い戻したけれど、見てはいけない中味を
こっそり見たくなって・・・「秘密」より

嘘の国の嘘の女王は、真実を口にすると、たちまちその命は失われます。
真実の国の真実の王子は、嘘を口にすると、たちまちその命は失われます。
恋に落ちた二人が結ばれる為には・・・「嘘の女王」より・・・

「あ」から「ん」までの五十音が、くっつきあって意味をなす
「ひらがな」の国にどういうわけか「゛」濁点だけが
置き去りにされておりました。

濁点は長年「ぜつぼう」の「せ」の字に使えていたのでしたが、
主が不幸なのは自分のせいと考えた濁点は、
どうか自分を捨ててくれと頼み込んだのでした・・・「ぜつぼうの濁点」より

どの話も不思議で胸がキュンとしたりチクッとしたり
あっという間に読めてしまうので、お勧めです♪
絶版になっているので、amazonでしか購入できないかも・・・