人が目で見て認識している視覚情報を、
脳活動を調べることで読み取り、
コンピューターで画像として再現することに
国際電気通信基礎技術研究所などの研究チームが
初めて成功した。
詳しくは→こちら
これを見て、真っ先に思い出したのが
永遠の森 博物館惑星 (ハヤカワ文庫JA)

地球の衛星軌道上に浮かぶ巨大博物館“アフロディーテ”。
そこには全世界のありとあらゆる芸術品が収められ、
データベース・コンピュータに直接接続した学芸員たちが、
分析鑑定を通して美の追究に勤しんでいた。
この直接接続した学芸員がイメージしたものを
データベース・コンピュータが読み取って
それに近いものをデータベースからはじき出して
映像として映し出すという仕組み。
似てない?
どこかで見たことがあるけど、名前が思い出せないって時
見たモノのイメージをコンピュータが読み取って
それに近い結果を画像として見せてくれる。
これいいなぁ~っていうか、こういう仕事なら
やってみたいなぁ~って思っちゃった(^◇^;)
小説だから、そう思えただけだと思ったけど
現実になりそうな気配だなぁ~(^_^;)
お話しとしては・・・
主人公が扱うものは名のある芸術品の振り分けでだけでなく
特定の人だけに感動を与える絵だったり、
古ぼけた人形の名前であったり、お家騒動だったり、
昔見た人魚の作品に対する少年の想いだったり。
芸術とは何ぞや!という小難しい話しではなく、
作り手の想いや接する者の想いに近づき触れるものでした。
9つの短編ではありますが、ある部分では繋がっています。
それぞれの話の最後の方では鳥肌全開、
涙ウルウル状態になってました。
初めて読んだ作家さんだったけど
これを読んで、お気に入り作家に決定しました♪