また痛ましい事件がありましたね。熱にうなされながら、腹立たしくニュースを見ていました。
うまく言えなくて、ブログに書くのを躊躇していたのですが…。
グルグル回った気持ちや疑問を記してみようかな…と。
今回の事件、日本人が含まれていなかったら、私達はどう感じていたのだろう?
犠牲者に日本人が含まれていなかったら?
私はとても身勝手な人間なので、遠い昔ではありますが、海外での事件はどこか他人事でした。
それが変わったのは、クラスメイトが人質になった事。当時はそれすら知らなかった。助かった彼から聞いた言葉は、「戦車が建物を壊して入って来た時、死ぬんだなと思った」…これでした。
若かった私には想像つかない状況だけど、死を目の前にした彼は、私達とは違うところにいる感覚でした。
何故か私の友人は、襲撃事件や監禁事件やテロ等、海外で巻き込まれる事が多かった。ニュースが流れる度に、必死で安否を願っていました。今回の事件をみると当時の想いが蘇ってきます。
「一般市民を巻き込んで」
…一般の市民でなければいいの?
「罪もない人を巻き込んで」
…罪があればいいの?
ニュースでは普通に使われている言葉。だけど言い返せば、犠牲になってもいい人もいるんだ…って言っているように感じるのは私だけ?
人によっては「この方々は、この運命を自ら選んできたのです」と言うのかもしれない。
でもね。私はやっぱり、いっぱいいっぱい生きて欲しい。決められた運命とかでなく、それをぶち壊してでも生きて欲しい。
そして殺さないで。どんな理由があっても、命を断つ権利は誰にもない。
何か理由があって行われている事。そこには私達の知らない「愛」があるのだと思う。
でも独りよがりの愛は誰も幸せにしない。
もっと「愛」を、照れないで、軽視しないで、偏らない視点で伝えていく。それが大事なんじゃないかな…。