色んなところから聞く話としてやはりコロナ禍が効いているというか
人の移動に制限がかかっている分、お客さんも集まらないと。
買い出し屋さんも苦労されてて、おまけに大手買取屋が自分達で
オークションを始めたので伝統ある競り場にブツが流れなくなった
という訳だ。
あとは慢性的にそもそも「モノが出ない」と。
バブルの残り香もそろそろ出尽くしつつあるだろうか。
このトリプルパンチで窮地に陥りつつある古物市場は多いみたい。
幸いにも池袋FMWVは相対の商いがメインで出展者だけでも
回るという状況の中、有難く段ボールやリサイクル屋さんがとって
くれてたジャンク時計が定期的にありますので助かっている。
はっきり言って「資源ゴミ」レベルでもオカネになるのがFMWVで、
だから逆に考えるとどれだけゴミとして廃棄されてきたのか
勿体ないを通り越して馬鹿みたいな状況だったと思うんですよね。
あとは「時計専業」という部分でプロの眼が抜け目なくそれでいて
ガツガツしてない雰囲気の中、互いの得意分野を尊重している訳
です。そして最大の売りはモノの「鮮度」ではないでしょうか?
あっちこっちの市場を同じ時計がグルグル回ってるのを見る度に
ウンザリしていたモキタス君でしたが、池袋ではそんなあからさまな
状況は無いって感じがします。