「買取セミナー」なるものがありまして、アンティークウォッチという
括りでモキタス君が一発やらせて頂いた訳ですが、受講者の
9割以上がチンプンカンプンだったのでは?と思います。
端的に「相場」というものを皆様知りたがってるし、値段?的な
言葉というのはなかなか古時計では・・・・・
メーカーやマーケットの歴史とかコレクターの系統、系譜
みたいなものを飛ばして値段だけの部分を切り取って
説明するのは正直不可能と感じました。
でも受講者はそこにしか興味がないみたいだし。
メーカー別やモデル別に相対的な説明をする事は可能ですが
ダイヤや作家モノじゃない
ので品質表示も客観的なグレードも無い訳です。
工業製品であり消耗品ですから。
そこに価値を見出してる世界観というのは余程の興味が
無きゃ理解出来ないと思います。
機械式では「TIMEXが最底辺」と講座では言いましたが
そのタイメックスばかりを集めているコレクターも居る訳です。
見たことのないTIMEXでどうしても欲しいとなると最底辺と
言ってても高額売買になる訳です(笑)
そういうモノを探してくるのがそもそもの骨董的仕事であって
「判らないからヤフオク落札相場しか参考になるものがない」
って言われてもそれが大正解でしょう
判らないものは池袋FMWVに持ってきて下さいと。
解らないものから拾い上げるのが我々の仕事だから。
喉疲れた割に暖簾に腕押しみたいな感触でした。
4月の2回目ちょっと考えます。