前回紹介しましたウォルサムリバーサイドマキシマスが0サイズ
のものでしたので引き続きゼロサイズのアメリカンでちょっと
他では見られない一品を今回も紹介します。
アメリカンウォッチはその本社のある地方名をメーカー銘の前後
に付ける事が普通でイリノイはそのままイリノイですけど(笑)、
ウォルサムならマス、つまりマサツーセッツであったりします。
で、このハンプデンはCANTON、オハイオ州だそうです。
アメリカンウォッチはその全ての元は「鉄道時計」でありますから、
ウォルサム、エルジン、ハミルトンの3社を除けば他はローカル
鉄道時計と言っても過言じゃなく、このハンプデンもそうメジャーな
メーカーではないんですけど、数は多い方です。
昨日たまたま富岡へ来てくれた方と「ロシア・ソ連」時計の話を
してまして、ロシア系の機械は全て何かしらのコピー(ライセンス生産)
であるという話をしてまして、実はハンプデンも最後はロシアに
製造ラインごとそっくり売却されるという運命にあって
「ロシアンハンプデン」という懐中時計もありそれはそれで面白い。
で、今回のゼロサイズ、特筆すべき処は「エナメルダイヤル」。
アメリカンウォッチのバイブル「COMPLETE PRICE GIDE TO WATCHES」
にも載ってないので連絡しようかどうか、いやしませんが(笑)
そんなたいそうなもんじゃないし。
エナメルダイヤルといえば12サイズエルジンの独壇場。
ウォルサムでも時々見かけますがハンプデンはレア中のレア。
ペンダントウォッチになってまして釣り環がクルクル回ります。