ウォルサムといえば懐中時計、特に鉄道時計で名を馳せた
メーカーですが、今現在も宝飾時計ブランドとして存在してますし
「ウォルサム・クロック社」として大昔に分離された社名も残ってます。
勿論どちらも「本家」とは全く違う本体になってしまっている事は
長い歴史の中では仕方がないのであります。
そんな本家ウォルサムを味わうには「懐中時計」が手っ取り早いけど
実用にはちょっと・・・・やはり腕時計が良いという方に本日ご紹介します腕時計。
ウォルサムのゼロサイズに「ジュエルシリーズ」という輝石を穴石に使い、
ケースに10サイズの金無垢を使った「オペラウォッチ」というものが
あるのですが、その機械だけを腕時計にしましたコレ。
ジュエルシリーズにはルビー・サファイア・ダイヤモンドと3種ありまして、
書いた通りの順番でレア度が増していきます。
ルビーは時々見かけますが、今回のはサファイヤ標記。
若干穴石を見ると青い感じがする(笑)
ケース素材は14金ホワイトゴールド無垢、ケースの大きさは約27ミリ、
シリアルナンバーから製造は1924年、90年前の腕時計です。
文字盤と針は2、30年後のものかも知れませんが
ケースはキーストン社の純正ですからこれはわざわざ合わせた
のか、よくあるパターンですけど余り機械で後年純正として
作ったかでしょう。
キーストン社の純正腕時計用WGケースが非常に珍しいと思います。