放射線治療(35回終了後) | もきちのブログ

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喉頭乳頭腫の治療記録

約7週間に渡って行われた
最後の放射線治療が終了した。


最後の治療と言っても特別これといったことはなく
看護師から放射線治療後についてのような
簡単な説明があっただけだった。

治療室は病院の一番奥の地下一階に位置していて
多分、もう
ここに来ることもないだろうと思い後にした。


放射線治療1回毎の流れについて忘れないうちに

書いておこうと思う。


まず鉄の頑丈そうな自動ドアがある手前に長椅子だけの

簡易的な待合場がある。
そこで、放射線治療に関する本を読んで待つのが日課だ

しばらくすると看護師に呼ばれてドアの中に入る。
像一頭分位の大きな放射線の機械が1台置いてあるが

実際には後1台位置けるような広い部屋に2~3人の

技師がいて準備をしている。

部屋は明るく、常に部屋にはヒーリング音楽が流れている。
そこで生年月日と名前を自分で言い、本人確認をとる

手前で上半身裸になり、ベッドに座り布の帽子を
かぶってから横になる。


頭が動かないような、くぼみがある発泡スチロール製の
枕に頭を固定し、胸元から顔全体を覆うツタンカーメンの

マスクのようなものを二人ががりで、上からゆっくり被せて

から、押さえつけるようにバチバチと固定具で固定していく

最初はこの圧迫感がたまらなく嫌だった。
固定してから中断したことも何度かあったが、多少慣れて

来たせいか、それさえ我慢出来れば、投射治療自体は

さほど苦痛ではないと思う


ここからはマスクで固定されている状態なので詳しくは

わからないが、マスク付けたあと、周りを暗くして、

レーザーのようなもの当てて、ベットを上下左右に

こまめに動かしている。位置の微調整しているようだ

位置が決まると放射線投射されると思われる大きい

アーム部を自動で、動かし右側に傾ける。


その時点で、照明がつき、明るくなると同時に部屋から
全員部屋から退去し、一人だけになる、
約数十秒後 「ジジジジ・・・」と言う音が聞こえてきて
放射線が治療部位に投射される、

痛くはないが首から中まで何かが突き抜けていく感覚が

ある。約1分ちょっとで音が止まると、直ぐに小走りで

技師の人達が戻ってくる。


一度照明を落として暗い状態で位置を確認すると、

反射板のようなものをセット方向を変えて、今度は

機械のアームを左側に傾ける。動きが止まるとまた

全員退出し、1分ちょっとの投射が始まる

それが終わると後はマスクを外して治療終了となる。


一回の治療にかかる時間はマスクの脱着を含めて

10分程度となる。

毎日毎日このような治療をを淡々と繰り返し実施してきた。


一回の投射毎に突然痛みがつよくなったり急激な変化がある

わけでもなく、毎回徐々に増して来てくる感じなので、

痛み止めなどをうまく使えば、我慢出来ないほどではない

と思った。


私的には今までの外科手術から比べると体に負担は

少なく感じたが。

そうは言っても放射線は後半がきつくなってくる。
ドクターや看護師の話では治療終了後からの約一週間が

ピークになるとのことだった。


案の定、実際にやはりその時期が痛さが一番強く辛かった。
その後は徐々に和らいできて
治療終了後3週間目あたりから喉の表面の跡も目立たなくなり、
のどの痛さもそれほど気にならないほどになってきた


実際の放射線治療についてはこんな感じだったが
放射線治療のよる腫瘍の変化についても

今後纏めてみたいと思う。