ヒーローがいなくて泣く | ミネソタの田舎に住む変なBBAの話

ミネソタの田舎に住む変なBBAの話

波乱万丈?な人生ゲームを経験し、ミネソタの田舎で明るい引きこもりを満喫しているBBAの日記

うちはぶっちゃけダブルで学校が嫌いである。


つまり、息子も娘も、学校が嫌いだ。


ただ、娘は息子と違い、
話し合うと学校には行くし、
問題があれば、それを解決すると学校に行ける。


息子は論外である。




昨日、ダブルで登校拒否祭りが行われた。
かなりのお祭り騒ぎであった。



朝からたまったもんじゃないが、
とにかく娘は説得して、
学校に行ってもらった。


娘の場合、学校から帰宅する際、
ほぼ毎日、ルンルンで帰ってくるので、
学校生活を楽しんでいる事は見える。


しかし、学校から帰ってきた娘に、
なぜ、学校に行きたくなかったのかを聞いてみた。


すると、


あんな...
学校でプロジェクトの課題があってな...

自分にとってのヒーローについて調べて書かなあかんねーん。

ヒーローなんておらへーん

ゲローゲローゲローゲローゲロー


と、泣き出した。




泣く程あんたにはヒーローがおらんのか!!


と、言いたかったが、
私からすると、娘にとってのヒーローなんて、一目瞭然であった。



あんた、朝起きた瞬間、何使う?

学校から帰ってきて、晩御飯まで何してる?


と、言うと、
ハッポーンっとした様子を見せたが、

また泣きだして



iPad、人とちゃうもーん笑い泣き

ヒーローは人じゃないとアカンねんもーん。


と、言い放った。


学校の成績は優秀らしいが、
こう言うところがまだ小学5年生である。



あんた、iPadと、iPhoneと、iMac、
誰が作ってくれたんやと思う?

トイストーリーがこの世にあるのは、誰のおかげやと思う??

ママはバグズライフ派やけど...


と、ヒントを与えてみた。



すると、涙目を輝かせながら、


スティーブ・ジョブズや!!



と、言って、
プロジェクトの自分のヒーローの名前を、
リサーチ用の紙に書き込んでいた。


そして娘が、




なあ、ママのヒーローは誰なん?



と聞いてきたので、



せやな、スティーブ・ジョブズもそうやけど、

やっぱり、ファミマの社長か、ファミチキを開発してくれた人達が1番のヒーローやな。


ファミチキ食べれただけでも、生まれてこれて良かったって思うもん。



と言うと、
本当に自分の娘か?
と、思うくらい私の返答に呆れていた。


いや、ファミチキは伝説やろ!、






ところで、自分にとってのヒーローなんて、普段意識してないだけで、いっぱいいる。

私にとっては、宮崎駿監督もそうだし、明石家さんまさんや、さくらももこさんもそうである。




しかし、意識してなければ、
泣く程、自分にとってのヒーローがわからなくなるもんなんだな...

と気付かされた。




そんな娘は今朝はルンルンで学校に行った。


しかし、寒いからジャケットを着ろ!
と言っても、ジャケットを着ずにバス乗り場まで行ったのだ。


風邪引くで!


と言うと、


そうやねん。
風邪引くためにジャケット着て行かへんねん!

風邪引いたら学校休めるやろ!!




と言って出かけて行った。



そこまでして休みたいのか...


しかしながら、こういうヤツに限って、
逆に寒さで体が鍛えられて
強い体になるのではないか?


なんて思ったりもする。





まさに私がそうであったのだ。