緑の公園のベンチに差し込む夏の光
蝉の声が聞こえ始めると
子供の頃の夏休みを思い出す



先週末、地元で
いつもの夏祭りが行われました

自分も子供の頃はよく出掛けては
神社の屋台で何か買ったっけ




あの頃、魚を捕まえに行った近くの川の
水の色は果てしなく蒼かった



母が俳句の先生をしていて
僕も少しだけ真似事をしていました


水あふれ 童話のなかの 夏まつり


僕が中学生の頃に初めて詠んだ句です

その後、夏休みに一度だけ
母に連れられて
句会に出たことがあります

その時に作った三句が市の文芸書に
載っていて、今も家にあります


汽車ゆれて 涼風に飛ぶ 町明かり
涼雨きて 窓の落書き 消してゆく
鉛筆が 倒れ夜更けの 梅雨走る


中坊らしい句です(笑)
いや、今も成長していないですが




小学校の夏休み、友達の家でスイカを食べながら
江夏さんの9連続奪三振をテレビで見た
今もあの時の手に汗握る興奮と
スイカの紅い色を覚えている




いつか、俳句を始めようかって
思っていましたが

いまだに陳腐な
ラブソングを書いています



もう少し、侘び寂びの分かる
素敵な大人になれたら(笑)
なれないだろうけど

季節の移ろいや自然の様を
詠んでみたいってなあって思う

十七音の温もりを
大切にながら




あの頃は日が暮れるまで遊んで
木の影が伸び橙色の夕陽が眩しくなったら
お腹を空かせて家に帰った





子供の頃の懐かしい風景や
色のある暮らしも


ずっと忘れないでいたいな