漢方選びに参考にした論文です
(かかりつけの漢方医が中国では指標になっていると教えてくれました)
COVID-19感染症に対する漢方治療の考え方https://www.kansensho.or.jp/uploads/files/news/gakkai/covid19_kanpou_0319.pdf
https://www.kansensho.or.jp/uploads/files/news/gakkai/covid19_tokubetu2_0421.pdf(改訂 ver 2 )
私の漢方選びのヒント
私は体に合っている漢方を飲むと身体の力が抜けてフゥ〜となります。身体が敏感な体質だと感じます。人によっては 合っている漢方を飲むと眠たくなったり 甘く感じたりします。その感覚を難しいですが身体の反応だと思いキャッチするようにしています。それが漢方選びのヒントになるからです。
漢方は緩やかな効き目でゆっくり効くでしょ〜とよく思われていますが、それは違います。優しい漢方(虚証)ならば効き目はゆっくりですが強い漢方(実証)を飲むと すぐ1〜3時間後 体に反応が出ます。咳が少し収まったり、胸や関節痛がいたくなくなったりします。
私が副作用にならないように注意していること
漢方の成分をまず見ます。風邪薬の漢方は 柴胡と麻黄が入っていることが多いです。柴胡が入っている漢方は 柴胡はいっている漢方と一緒に飲むのを控えます。麻黄も同じです。
柴胡がはいっている漢方に 特に小柴胡湯に副作用が多くでると言われています。小柴胡湯を多目やずっと期間長く飲まないことにしています。私の場合は2週間以内で飲んで 次の柴胡が入っている漢方に切り替えたりしています。(この技も後々詳しく記入します)
麻黄も副作用があります。動機などドキドキしたりします。その時は すぐに飲むのやめています。
冷やす石膏が入っている漢方は 特に桔梗石膏なのですが量を減らして調整しながら飲んだりしていました。炎症作用が強いことから、冷え性の私は身体が冷えてしまい体調が悪くなることもありました。
全て服用する漢方は 副作用の記述を読んでから飲んでいます。
記号の説明
◆ その時 服用した漢方名です
◉ 反省を踏まえ、またコロナに感染して同じ症状の時に
その時 私は何を飲むか考えた漢方を記入しています
発症して
1日目 <症状>深夜 初めて感じるくらいの寒気。足に挟んだ湯たんぽの暖かさが
感じない。唾を飲み込むことができない位に喉が痛い。コロナじゃないよなと怖くて
手が震えながら【COVID-19感染症に対する漢方治療の考え方】を読んでその中に書
いているレシピをチョイスして服用する。ほとんどねれず。
痰は血痰 鼻水は白 熱はなし
◆荊芥連翹湯(扁桃腺炎に効く)+ 柴朴湯(=小柴胡湯+半夏厚朴湯)
↑割合は半分づつ入れた
〜私がamazonで購入した漢方の紹介〜
私が使うとき 喉の強い痛み 扁桃腺 鼻水が出たとき 蓄膿症(柴胡入ってる)
柴朴湯の作り方は 小柴胡湯と半夏厚朴湯合わせて、割合は半分づつの量を入れます
私が使うとき 舌がけっこう白く、風邪ひいて食欲が出ないとき飲むと食欲アップします 頭痛あるとき 吐き気 倦怠感ある時 どちちらかというときつい風邪がきて、ウィルス抑えないとこれやばいなと思うとき なのでかなり頻繁に使っています。咳してるとき 子どもの風邪の時もかなり使います(柴胡入ってる 量をちゃんと守って飲んでる)
私が使うとき 喉の奥に何かつまったような咳をしているとき、食欲がないとき 吐き気
少し不安なことあるとき 咳してるとき
2日目 朝 37,3℃
◆荊芥連翹湯(扁桃腺炎に効く)+ 柴朴湯(=小柴胡湯+半夏厚湯)
<症状> 関節痛と倦怠感あり 喉の痛み落ち着く 朝 喉が枯れて声が出ない。
アロマでインフルエンザのレシピ喉に塗って1時間後声が出る。咳ほとんど出な
い。
夕方 36,8℃
夜 関節が痛く 寒気などありよく寝れない
3日目 朝 平熱に戻り 荊芥連翹湯+柴朴湯を一緒に飲む
ずっとお世話になっている漢方の薬剤師に電話で相談する。
この時 倦怠感はないが、強い関節痛がある追加して葛根湯飲む
漢方外来に行って 参蘇飲渡されたので飲む(→間違い)
結果 漢方の迷子になる
夜 葛根湯+小柴胡湯(→間違い)
☆反省点
症状が良くなって少し落ち着いていたので 漢方わからなくてもせめて3日位おなじ漢方
を ◉荊芥連翹湯+柴朴湯 のんどけばよかったのかも
4日目 朝37,6℃
よく寝れていたが 悪寒と胸の熱こもった咳 頭痛関節痛
朝 葛根湯+小柴胡湯
昼~夕方 38,2
ずっとお世話になっている漢方の薬剤師に電話で相談 麻杏甘石湯と言われ
思い出し【COVID-19感染症に対する漢方治療の考え方】をもう一度読む
4普通型の軽症⑴から
◆麻杏甘石湯+参蘇飲+五苓散(平胃散から変えてと東洋医学の医者に言われい
た)16:00に飲む
少し動けたので買い物に行く。帰ってきて2階に上がる時 急に息切れして息がし
くく肩で呼吸をする。夫に電話。夜ごはんも作れず 動けなくなり横になる。夫が
帰ってくるので 布マスクをするだけで苦しい。換気のため 窓を開けに行くだけ
で息切れする。
◆麻杏甘石湯+参蘇飲+五苓散 19:00に飲む
19:30 夫と子供と一緒に病院へ。病院の中30mほど歩いただけで
息切れしてハアハアと息をしなければならなかった。待つ時間20~30分息を
肩でして椅子に座って休憩した。徐々に息をするのが普通にできるようになる。
20:30 問診 37.1℃まで下がる。息が落ち着き 普通に歩ける。
若い医者には 細菌性ではない。pcr検査ここではやっていないと言われる。
(うそつかれた積極的に検査していない病院だった)→後日 抗体検査で陽性だった。
21:00自宅に帰る。階段が普通に上がれる。家事ができた。寝る時 咳や痰があ
って頭痛があまり眠れず。 夜中 頭痛がひどくて2~3時間に一回を3回
◆五苓散を飲む
〜私がamazonで購入した漢方の紹介〜
私が使うとき 軽い風邪の時のはじめや治りそうで治らない最後らへんで使う 熱が37,5℃以下の時(優しい風邪の漢方)
私が使うとき 食欲がない時、下痢や嘔吐した時はかなり頻繁に使います。子どもの風邪はもちろん 体質とか関係なく誰にでもすごく使えます。漢方のおばあちゃん薬剤師曰く水分をさばくと言っています。飲むとすぐに嘔吐や下痢を止めてお腹を整えてくれるのでこの漢方かなり助かってます。頭痛 二日酔い 熱中症にも使っています。ちなみにコロナになったの時 血栓予防としてずっと飲んでいました。むくみもとります。
私が使うとき 通常ニキビある時に使うらしいのですが、コロナの論文によると目的は強い頭痛のときに使うようです。頭や顔の炎症を冷やす成分が入っているようです。ひょっとして 味覚障害や嗅覚障害を防いだり、またウイルスが脳へ入って炎症しているの(記憶障害)を防ぐ効果があると私は推測しています。 万が一またコロナにかかって強すぎる頭痛がきた時は 迷わずこれを飲もうと思ってます。
私が使うとき 私は あまり使いませんが 体力のある夫(実証)が胃もたれや食欲がない時 使うと食欲が湧きます。どちらかというと 症状が激しい時に使います。
☆反省点
かなり強い頭痛だったので五苓散が効かなかった。論文の中でのチョイスならば
◉清上防風湯にしとけばよかったと後悔する。(上半身の特に顔の熱や炎症を冷ます)
コロナにかかった後 記憶力が少し衰えた。
もし またコロナにかかっての発症初期はめちゃ強い頭痛が来た時、清上防風湯を
服用しようと絶対思う!今後 コロナにかかった時は五苓散を平胃散に戻す。
(かかりつけ東洋医に平胃散を五苓散に変えてと以前言われていた)
呼吸困難になった時は
◉麻杏甘石湯+参蘇飲+平胃散
5日目
<症状>痰・黄色 鼻水・水白 平熱 咳をしたら少し胸が苦しいが楽に動ける。倦怠感
あがない。関節痛がなくなる。
夜寝る前 咳と喘息のツボ押しと少し咳が2/3量になる。けど 強い咳でだっ
ったがほんの少し寝れる。
◆麻杏甘石湯+参蘇飲+五苓散
☆反省点 ◉麻杏甘石湯+参蘇飲+平胃散
6日目
<症状>朝 痰・黄色 鼻水・白と透明 平熱 咳有り 咳と一緒に痰が出る
温灸とシンアツシンする
朝◆麻杏甘石湯+参蘇飲+五苓散
昼◆竹筎温担湯+参蘇飲+五苓散
<症状>夕方 頭のモヤモヤがあり 少し頭痛、関節も痛いので◆清風防風湯を服用
夜◆竹筎温担湯+参蘇飲+五苓散
<症状>夜中 強い咳で2~3時間しか眠れず
☆反省点 2月7日の時 麻杏甘石湯に入ってる麻黄剤で関節痛や倦怠感がなくなっていたと
推察する。その時と同じ漢方を服用すればよかった。漢方でがっちり
100%合わないと咳なんぞ なかなか止まらないし治らないので
良くなった点を冷静に受け止めて2~3日飲み続けるべきだったと思う。
◉麻杏甘石湯+参蘇飲+平胃散
7日目
<症状>朝・昼 だるさ倦怠感や足の膝のかかとの関節痛い。
強い肩で咳をするものがあるが回数は少ない。
昼寝や身体を横にすると咳がずっと出てほとんど眠れない。
朝・昼◆竹筎温担湯+参蘇飲+清風防風湯
夕方 ◆荊芥連翹湯 服用 (ふぅ~となって気持ちよくなっていたので合っていた)
夜 ◆荊芥連翹湯+麻杏甘石湯+竹筎温担湯
<症状>咳が強くなって胸が痛く苦しくなる。咳でほとんど寝れず
夜2:30 ◆竹筎温担湯+桔梗石膏(1/2量)服用
☆反省点 ◉麻杏甘石湯+参蘇飲+平胃散
8日目(発症から約1週間後経過)
<症状>起きて横になっても 久しぶりに咳落ち着いてる。
痰は透明で咳の回数少なくなっている。鼻水は透明 咳がコンコンと空咳になる。
胸が痛い。体が少し痛くてだるくて外に歩くこどができない。胸痛い。
足つぼの心臓と肝臓と腎臓の所痛い。足の甲も押すととても痛い。
朝◆竹筎温担湯+桔梗石膏(1/2量)服用
<症状>足が寒くなって身体が冷えるので桔梗石膏は
私は冷え性なので かなり冷えたので桔梗石膏の量を少なくする
昼◆竹筎温担湯+桔梗石膏(1/4量)服用+
れいめいしん(気持ちや精神を落ち着かすため)←保険適用外で漢方薬局から購入
<症状>神経が落ち着いて昼寝できる
夜◆竹筎温担湯+桔梗石膏(1/4量)服用+れいめいしん
<症状>夜中1:00 子どもに起こされ咳が続いて眠ることができない。
夜中◆小青竜湯+麦門冬+桔梗石膏(1/4量)飲む
⇧合っていない(ふぅ~と気持ちよくならない)
☆反省点 もう炎症は、臓器に広がっていた。気づくことが遅れた。
肺から心臓に入ったり胆のう脾臓など入ってきてた。肺炎などの対応する漢方飲みつつ、
それぞれの炎症を抑える目的の漢方に切り替え時だった。これからのコロナの変異株だと
もっと重症速度つまり肺以外の臓器にウイルスが入るタイミングが早くなっているだろう。
なので、発症して一週間以内など、他の臓器の炎症を抑える目的の漢方を飲む
必要性があると思う。コロナでいう多臓器不全とは 様々な臓器にウイルスが
入って炎症を起こした結果である。部位部位ごとの炎症を抑える漢方を服用する
必要性がある。
後、以前から、寝る前 首の下やお腹などに湯たんぽを置いて寝ていた。
炎症がある箇所に置くと炎症がひどくなる可能性があるので、
それが炎症を強めた結果もあると思う。もしまたコロナにかかったら 足だけ温めようと思
う。後、お風呂に入ったら倦怠感が強くなっていたので、
コロナになって痛みが強く出た時は、足だけ入るようにしようと思う。
どこに炎症があるのかがわかるのがものすごく大切で重要である。
ツボ押しや臓器に対応している反射区の表など手元にあったほうが
すぐに活用できるので準備しとく。
◉ 五虎湯 気管支炎 〔目的〕
+
小柴胡湯(+1/3黄連解毒湯)+茵蔯五苓散
たんのう炎 腎炎 肝炎 膵炎
+
救心感應丸一粒 心臓の炎症
(注)小柴胡湯と黄連解毒湯 一緒に合わせて飲んでいます
黄連解毒湯は 身体全体を 冷ます効果があるので
私は冷え性なので量に気を助けて飲みました。
茵蔯五苓散の作り方 茵蔯蒿湯と五苓散合わせて、
割合は半分づつの量を入れます
救心感應丸は 近くの漢方薬局に電話して在庫があるか確認して購入してください
〜私がamazonで購入した漢方の紹介〜
私が使うとき けっこう激しい咳で痰が少ないとき 朝 起きて30分ほどの間強い咳のとき
高い熱がある時。子どもの風邪は五虎湯が良く聞くよって 漢方のおばあちゃん薬剤師はいつも言っています。
ちなみに 子どもは 咳だけや風邪の引き終わりの時(鼻水 黄色や白の時) 補中益気湯に五虎湯 少し混ぜて飲ませたりしています。(麻黄が入っているので弱める為もある)気管支炎など。
私が使うとき コロナになる前には全く使ったことなかったのですが、茵蔯蒿湯は実証で胃腸にも強いので 体力真ん中の人も使える蔯五苓散を作って(茵蔯蒿湯は胃腸にきついので)飲んでいました。嘔吐 食欲不振 下痢の時は できるだけ控えていました
茵蔯蒿湯は効能が幅広いのが利点で使いやすいです。(効能は一番下のリンクに載せました)コロナで後遺症が強くて だるくて痛くて歩けない人の中には ひょっとしてこの漢方あっている方もいるかもしれません。(新型コロナ後遺症 の本↓ p33 平畑光一著 によると 後遺症の1/3の人は寝たきりに近い状態と書いていました)もし、同じ症状で体力があり胃腸が強い夫ならば 大柴胡湯も 小柴胡湯や四逆散から変えて 飲んでいるかもしれません。大柴胡湯も 各臓器の炎症に広く対応しています。
↓体の図 コロナの後遺症で 蔯五苓散を足や身体の両脇が痛い時に2〜3ヶ月使っていた
https://harikyu-jinendo.jp/fig_14kei/fg_js11.gif(足の少陽胆経のラインが痛い時)
参考にしたリンク
(五虎湯の選択など)
漢方を用いた新型コロナ肺炎治療の実例 東京の富士堂漢方薬局(ページが貼れなかったので)
茵蔯蒿湯よる膵炎の効果
茵蔯蒿湯による効能
肝胆湿熱、湿熱黄疸の症候を呈する疾患で、急性肝炎、黄疸、胆嚢炎、胆石症、肝機能障害、急性膵炎、脂質異常症、動脈硬化症、蕁麻疹、湿疹、皮膚掻痒症、口内炎、歯周病、不眠症、不安神経症、自律神経失調症、更年期障害、バセドウ病、腎炎、ネフローゼ、不正性器出血、外陰炎、膣炎、性器カンジダ症、睾丸炎(↓のリンクより抜粋)
