旅に出ている間に

 

夫へ連絡を一切しなかった。

 

 

彼と繋がらないことが一番の薬なんだ、

 

って本能的に感じていた。

 

 

彼と繋がらないこの時間が

どれだけ自分を客観視出来たのか

 

後から知ることとなる。

 

 

 

3日間の高知を後にして

愛媛に向かった。

 

 

愛媛にある小さな島に渡り、若い夫婦が営む民宿に泊まる。

 

 

 

そこは貸自転車で回れば30分もかからないような小さな島で

島の住人のほとんどが高齢者の限界集落だった。



夕飯までの時間がたっぷりあったので
ゆるゆると散歩に出る。

そこここの家の前に置かれた木のベンチや椅子に

おばあちゃんが2〜3人座っておしゃべりしてる。

 

 

楽しそうに笑って、

特別なことが無さそうだけど

日常のささやかな幸せが感じられて

 

すごく素敵だな、って思えた。

 

 

小さくても幸せを感じられて

穏やかな日々を過ごせることに

 

強烈な羨ましさを感じる。

 

 

当たり前だけど

お金で買えない豊かさを

この方たちは持っているに違いない。

 

 

 

おもてなしの夕飯をいただき

お酒も飲んで

月明かりの差し込む部屋に戻る。

 

 

波の音が聞こえる。

 

 

 

 

窓越しに夜を眺めながら

やっと、夫はどうしてるのか、思い出した。



 

 

 

 

 

 


発達障害への理解をお願いします

 

 


ADHD(注意欠陥・多動性障害)ランキング

 

 


ランキングに参加しています。宜しくお願いします!

 

 


カサンドラ脱出出来るまでお願いします!

 

 


アスペルガー症候群 への理解を深めるために