先日、徒弟仲間さんから教えていただいた映画『サバイバルファミリー』を観ました。
ある日突然電気が使えなくなり、ごくごく平凡な家族が廃墟と化した東京からの脱出を試みるサバイバルストーリーです。
電気が止まって1回目。
スマホや家電はおろか、エレベーター、信号機、電車、すべてが止まる。
これだけでもかなりのパニックだけど、まだ初日は(街中の明かりが消えたから)星が綺麗な夜空を見上げたり、
『たまにはこういうのもいいね』なんて笑い合う余裕もある。
でも数日で食料や水が尽き始め、物流も止まっているため、スーパーの棚は空っぽに。
ペットボトルの水が数十倍の値段に高騰したり、
お金は価値がなくなり(そもそもATMが止まってしまい、引き出すこともできない)
お米を手に入れるために高級腕時計や高級車と交換しようとしても断られてしまう。
交換できるのは水や食料、お酒など。
食料が一番価値あるものになる。
あれ、この話・・・??
加藤コーチの講演で聞く内容そのもの!!(汗)
映画の設定では、停電は原因不明なのですが、これが地震などの災害だった場合…
想像するだけで恐ろしい。
特に停電して数日間の話はすごくリアルで、よく作られている作品だなぁと思ったのですが、
これが現実に起きたらこんなもんじゃ済まされない。
映画自体はコメディ風味なので、犯罪の増加や暴動が多発することまではあまり描かれていません。
みんなきちんと行列に並ぶし、偶然出会った親切なおじさんが一家を助けてくれるシーンもあるけれど…
そんな綺麗な世の中ではないはずです。
今の生活がどれだけ恵まれていて幸せであるか。
そしてその生活がなんとなくずっと続くと思っていること。(加藤コーチがよく言われる、正常性バイアスというやつ?)
この映画でいざという時の覚悟や心の準備が少しだけできた気がします。
普段どことなく頼りないお父さん(小日向文世さん)が、『俺に任せておきなさい』と真剣な顔をして言った瞬間、
それまでバラバラだった家族の心が一つになるシーンにグッときました。
ぜひ!!観てみてください。
月刊加藤好洋ダイジェスト⬇︎