
はい!
今日はついに待ちに待った梅干し品評会でした。
『品評会』だから、試験とは言わないのかな?
でも、ブラザースを寝かせてから用意をした時の気分は、まさに試験前夜でした~。
ドキドキ...
初めは車で行くつもりだったのだけど、
母も付き添ってくれると言うし、電車好きのアニに普段乗らない電車を見せてあげたくて。
行きは小田急ロマンスカー、帰りは湘南新宿ライングリーン車を手配。
なんだかね、
このロマンスカーは車内のカート販売もシート販売も無く自販機があるだけのタイプ。
一番時間が合うのだったからしょうがないんだけど、
隣のホームに停まっていた1本前のロマンスカーは水色で格好良かったな。
それだと車内販売限定のお弁当BOXとかもあったらしくて、買ってあげたかったな、と後悔しきり。
抜かりない下調べは重要ですね。
ま、お弁当が家から持ってきたオニギリと揚げた薩摩芋とかで済んで安上がりでしたが。(笑)
私のアイスコーヒーもアニのグレープ野菜ジュースも母がPasmoで買ってくれたし。
ロマンスカーで新松田まで。
新松田→JRの松田駅までは徒歩1分もかからない程度。
でもこの松田駅(JR御殿場線)何とSuicaもPasmoも使えないんです!
その時はトレッキング中高年と部活動中学生が大量にいて、
切符を買うのに予定以上に手間取ってかなり焦りました。
無事間に合って、下曽我まで3駅、4駅だったかな?
下曽我からはパルシステムの職員さんに軽自動車で送迎してもらいました。
そして着いたのが【曽我みのり館】
体育館みたいな所を想像していたら、
大き目の整った公民館みたいなアットホームな雰囲気でした。(笑)
しかしアニは開始早々に興奮?退屈?しだして母とお散歩に。。。
審査員の挨拶や、出品者の自己紹介など、次々に進み・・・ついに試食タイム!
審査員は審査をしながら、出品者は3つのグループに分かれて味見をしていきました。
かーばんくるは一番最初に試食される側のグループだったのですが、
抱っこしていたオトウトが寝てしまったせいかあまり話しかけられなかった気がします。
ここで、ちゃんと話せておくと色々伝えられて評価もされやすいのかも~。
その後、交代して、他の2グループの梅干しも少しづつ頂きました。
オトウトは相変わらずグゥグゥ言っていたので、結構大変でしたが。。。
塩気の濃い昔ながらのしょっぱい梅干し、ザラメがたくさん入った甘い梅干し、低塩、減糖・・・
人によってこうも味が違うものかーと驚きました。
中には私と同じレシピで作った方もいらっしゃったのですが食感も味も違う...
干した時期や干し方、日光の当たり具合などでも味が変わるのだそうです。
ヒトサマの梅干しをいただく事なんてあまり無いですから、かなり良い経験になったと思います。
(まぁ、家で梅干しを作るってのがそもそももなかなか無い経験ではあるのだけど。)
審査・試食が終わると、昼食タイム!
さて、アニと母を呼ばなくちゃ~と電話を鳴らすと近くの梅林で遊んでいたよう。
泥んこになったアニのジーパンを見て一瞬眩暈がしましたが(笑)
気を取り直してマイ箸を出し、お弁当を開けるとそこには・・・割り箸付いてるんですけど!?
またちょっと眩暈がしましたが、気を取り直して、『いただきます!』
産地の奥様が作ってくれた辛子和えの菜の花やみかんゼリーなども並び温かい食卓でした。
そうそう、大紀コープファームさんからは杉樽仕込の梅干しや桜花入りの梅干しも!
ほんのりと桜が香る...梅×桜の面白い梅干しでした♪
さて、満腹になったら梅見物!
歩いて15分くらいの所にある曽我梅林(@中河原会場)に向かいます~。
あ、オトウトの手を引いているのは父ではありません。
隣の席に座っていた、『梅干し作り30年の大ベテラン』 のご主人様です。
ずっと、いないいないばぁとかしてオトウトの気を引いてくれてたのですが
外に出たら、『おぉ!歩けるんだなー!』とニコニコ。
普段人見知り気味のオトウトなのですが、普通に指を握って歩いてます。すごいな。
ちゃんと、歩けますよ~。
梅林をテクテク散歩。
あ、アニは外に出た途端に走り出し...
寄り道をしながらやっと梅林に着いたと思ったら、籾殻(肥料?)を折れ枝で耕して...
斜面を見つけるや否やオシリから滑り出し@ダイレクトジーパン...
良い写真全く撮れず。。。
帰る少し前に、梅林で開催していた梅祭りのステージで寿獅子舞をやっていたのですが、
アニは母の肩に伏していて、オトウトは指を差して泣いて(怒って?)いました。
寿獅子舞の獅子は寄って寝ていると言う設定なのに・・・へタレ2匹ですねぇ。
帰り道でふと気付いた、田んぼの中の藁・・・?
子供用のサーカス小屋を模したボールハウスみたい。
結構並んでいたんだけど、アレは何に使うのかなぁ?
さて、そろそろ戻って、結果発表!
【梅干し大賞】【優秀賞(白梅干し部門)】【優秀賞(赤梅干し部門)】【新人賞】が発表されましたが、
大賞、優秀賞はもちろん、新人賞にも引っかかりませんでした。。。
初めて漬けたんだから、しょうがないよね。
ここにいられるだけでもすごいんだよね。
頭ではわかってはいるものの結構落ち込んでみたりして。
負けず嫌い、なのよねー。
うーん、何がいけなかったんだろう?
うーん、何が足りなかったんだろう?
うーん。うーん。
帰りの電車でも、母と談笑しながら、アニに注意しながら、オトウトをあやしながら・・・
考えてました。悩んでました。落ち込んでました。
そんなだからー家に帰っても、そのまんま。ぐるぐるぐる。。。
参加賞でもらった梅エキス飴。
梅エキスと黒糖を練りこんだ飴で、高級な小梅ちゃんって感じで、かなり美味しい。
そして(飴とかあまりあげたくない派なんだけど)これなら子供にも食べさせて良いかな~と思う安心な味。
アニの味覚にも美味しく感じたようでオカワリプリーズでした。
大紀コープファーム製で、じきにカタログに載るみたいなので見つけたら是非買ってみて!
でね、考えてたらね、気付いたのね。
『お、これは美味しい!』と思ったのは白梅干し部門の優秀賞の方の。
個人的に大賞でしょう?と思っていました。それが優秀賞。
結局、”好みの問題”が強いのかなー?って思います。
審査員だって自分が美味しいと思わなきゃ評価出来ないですもんね。
で、さて来年はどうしよう!?と。
今回の受賞者を見る限り、しょっぱい梅干しが断然優勢だと思う。
私は今回と同じ13%くらいが好きなのだけど、18~20%くらいの方がウケていた。
いくら自分が『美味しいぃぃ!』と思う梅干しでも審査員の評価が低ければしょうがない。
じゃあ、塩気を増して(自分の好みではない)梅干しを作るのか?と、エンドレス迷走。
でも、結局は、今年も作るんだし。
あまり深く考えずにまた出品してみよう、と思いました。
でも、採点方法とか、選考基準とかもっとわかりやすいと良いのにな~。
品評会の参加者全員が1票を持っていて、
試食の後に『美味しい!』と思った梅干しを無記名で投票する、とか面白そうじゃないですか?
あとは、試食の際のテーブルセッティングも参加者がプロデュースしていい、とか。
(器や小物一つで料理のイメージってガラリと変わりますしね。)
しかし、賞を取ってない私がこんなこと言っても負け惜しみに過ぎないのですけど。
まぁ、言いっ放しで許して。(笑)