不安を抱えながらも
まさか自分が大きな病気になるなんて
想像もできないという思い
予約時間に病院へ
診察室でDrと向き合った時
頭が真っ白で何を話したのか...
ただひとつはっきりと覚えているのは
Drがメモ帳に子宮頸癌となぐり書きしたこと
そして悪性腫瘍専門の外科医の診察
肛門からの内診
激しい痛みに内診台をよじ登るように逃げ
涙があふれて
自分の身に何が起こっているのか
受けとめることができませんでした
再び診察室へ
Drがまくしたてるような早口で
「2B... pet入って」
「何もないことを確かめる為に」と...
Drの言葉が何を意味するのかさえ
この時の私には
理解できていませんでした