こんばんは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
高橋 照世です。
少し前、
長女が私に、ある一冊の本を興奮気味に
手渡してくれました。
ママ!これ!
すごく良いから読んでみて〜!!
普段、あんまり読書するイメージのない彼女が
本を薦めてくるなんて
珍しいこともあるもんだなぁ…と思いつつ、
熱く語るその本の内容の説明には
ほぼほぼ右から左状態のまま
気が向いたら読んでみるね〜
とテキトーな返事をして受け取った私。
案の定、そのまま
いわゆる積ん読(つんどく)状態で
すっかり存在を忘れていたのだけど、
つい先日
現在受けている講座の受講生仲間の方が、
今、一番、私に必要な言葉が書かれている本に出会えました〜
と、この本のことを紹介されていたのを見て
あ!これ…。そんなに面白いんだ!!
と急に興味が湧いたのでした。(娘よ、ごめん)
というわけで
本日早速、手に取り読んでみることに。
小町さん作(?)本の【付録】の羊毛フェルトたちがかわいい
仕事・結婚・出産…
などなど、
みんなそれぞれ
自分が選んだ人生を歩んでいるはずなのに、
ついつい
自分が選ばなかった方の人生を歩んでいる人のことを
ふと、羨ましく感じたり…
自分がしていることを、自ら過小評価して落ち込んだり…
そんな大人のあるあるに
優しく肯定しつつ寄り添ってくれるような
とても素敵なお話でした。
読む人によって
受け取るメッセージもいろいろなんだろうなぁ
とも思える本なので
多くを語るのはやめておこうと思うのですが、
年齢も性別も抱える背景も
全く異なる5人の主人公のお話なのに、
どの主人公の中にも
さまざまな【私】が
少しずつ見え隠れするようで
うんうん、分かるよ〜
となって引き込まれていきます。
誰もがきっと、少なからず抱えているであろう
言語化できないようなモヤモヤが、
読み進めるうちに
どんどん軽くなっていく、
そして、
明日からをまた自分らしく生きてみよう!
そんな風に思える、温かいストーリーです。
2週間に及んだコロナ休暇も今日でおしまいで、
明日からまた仕事に戻る私が
今日、この本を手に取ったのも
意味深いことのような気が、勝手にしています。
私が読んでいるような
心理学本や自己啓発本などには
もっぱら拒否反応すら示すような長女が、
手元に置いて何度も読み返したくなるような本に
また一冊、出会えたことに感謝です。