最近の次男は勉強が終わったら、午後からはYouTube、ゲーム、アニメのローテーション。
夏休みの宿題の中に、希望者のみ出していいものとして、読書感想文、絵などのコンクールのお知らせがあったのですが、
「希望者のみって書いてあったし、俺、絵はもう出さんわ。」
と言っていました。
美術部のことで私が顧問の先生に直談判したあと、文化祭のパンフの表紙は希望者全員が提出することになり、それとは別に顧問の先生からは部員全員に「夏らしい絵を描いてくるように」との宿題が出され、次男はラムネ瓶を描くと言っていたのですが、それがネットからの画像を真似して描いたものだったのを知って、
「そういうのを世間では何と言うか知ってる❓」と言うと
「盗作❓」
知ってるじゃんとなりました。
どんなに上手に描いたものでも、人の真似、人の作った構図ではダメだよね。
模写は練習にはなるけど、それでそのまま提出はダメだよ。
顧問の先生への反撥もあったのかもしれないけど。
「ちゃんと本物を見て描かなきゃね。」
と話して、わざわざラムネ売ってるスーパーを探して本人が買いに行かせたんだけど、ちいかわがついてる💦
それでも形をデッサンするには十分。
ただ、シールはうまく剥がせないという。
そしたら兄ちゃんが自分の買い物のついでに右のラムネを買ってきてくれました
これならいいのが描けるね❗️と思ったのだけど、次男の色塗りをみると水色に色鉛筆で濃い色を塗ってしまっていて😢
私も描いてみました。下手なりにですが‥
ラムネの瓶は透けているから、机の色や光が見える。
頭の中では、「ラムネ瓶の色は青もしくは水色」だけど、せっかく実物があるなら固定概念ではなく、見たままの色を再現しようとすることで立体感や透明感を出せるはずだと伝えたくて。
「全ての絵が写実的である必要はもちろんないけど、何でも基本ができてこその応用だと思うんよ。絵の基本は対象をよく見て描くことでしょう?あんたは『絵が上手くなりたい、水彩画とか絵の具の使い方を教えてもらいたいから美術部に入りたい』と言っていたよね。だけど実際に入った美術部がほとんど活動していない部活だったというのもあって、やる気をくじかれてしまったのもあると思う。でも「絵が上手くなりたい」と思っているなら、描き続ければいいし、描く機会があれば挑戦したらいい。YouTubeでも絵の書き方をレクチャーしてる先生もいるしね。
どうしても先生がほしいなら探してもいい。兄ちゃんがお茶を習ってるようにね。そこにお金は惜しまないよ。パパもそう言ってたよ。だから『絵の具で足りない色を買いにいくのが面倒くさい』とか、『早く終わらせたい』とか‥好きだといった絵のことでそんなことは言わないでほしい。」
そんな話をしました。
それから本人も絵のコンクールに出してみると。
題材はこの前のアマゾン展でのイグアナにしました。
1回目はまず構図から、イグアナは横に長い生き物なのになぜか紙を縦に使ってしまったり、そのことによって肝心のイグアナより岩の方が大きくなる始末。
そして最終的に絵の具で塗ったとたん失敗。
とにかく作る色が濃すぎるし、それを注意しても段々雑になり「もうやめよう😥」となりました。
次の日、「やっぱりもう描くのやめる」と言うかと思ったけど、デッサンからやり直すと
この日は昨日の反省を活かし、紙を横に使い、イグアナも大きくしたようです。
出来上がったイグアナの目に何とも言えない愛嬌が✨
これが次男の絵の良さだよ〜💖
上手い絵は練習すればそこそこ誰でも描けるようになるでしょうけど、こんな可愛いイグアナはなかなか描けませんよね❓笑
色も薄く薄く!を心がけて、乾いては模様を描くの繰り返しでできた絵です。
肌の凸凹、岩の模様、筆の太さを使い分け頑張っていました。
今の次男に描ける最高の絵が出来ました✨
コンクールで賞をとれなくてもいい。
賞なんか人の好みに左右されるのだから。
でも、絵なら、最低限自分が気にいる作品を納得いくまで描いてほしい。
その楽しさがいつかきみの人生の支えななることもあるから。