昨日は次男の空手の日でした。
が、緊急事態宣言下なので親の見学はなしで、送迎のみでした。
道場からからの帰り道、次男はよくしゃべります。
普段家では、
「今日学校どうやった?」と聞いても
「別にフツー。」とかいって、暇な時間はゲームとかYouTubeに夢中です。
が、道場からの帰り道は、よく学校の話を自分から楽しそうに話すのです。
今日の話題は学校で作った俳句の話でした
何でも、「春」と言う題名で俳句を作るように言われたらしく、
「おれ、相当悩んだんよ~💦でも、春ってさ、なんか風が気持ちいいやん?やけん、春の風のことを書こうっち思ったんよね。」
「へえぇ。春の風かぁ。いいね。春の風はそよ風ともいうよね。」
「うん、でもそよ風はなんか、五七五にするとおさまりが悪いし、おれは出だしを『春の風』にしたんよ。でさ、そこにこう桜の花びらが風に乗ってふわっと飛ぶイメージが浮かんで。でもそれをどう表現するかが難しくてさ。めっちゃ悩んだんよ。」
「おお~、でもイメージ浮かんできたね。すごいやん。桜の花びらね~」
「いや、桜って言葉は使わんかった。」
「そうなんや。」
「おれ、字余りが嫌いなんよ。やから まず春の風 花びらが飛ぶ にしたんよ。」
なるほど~。春の風ときて花びらが飛ぶならその花びらは桜に決まってるもんね。
「で、あと、春といえば新一年生が入ってくるやん?学校は面倒くさいことがたくさんあるとか何も知らん、小さい嬉しそうな子たちね。」
「あはははたしかに新一年生は学校は面倒くさいとか思ってないね~。希望でいっぱい✨」
「で、その子達が朝たくさん学校に向かって歩いてるイメージで、おれ、最後の言葉は通学路にしたんよ。」
「通学路❗️そうきたか。一年生とか小学校とかじゃないんだ。」
「うん。春の風 花びらが飛ぶ 通学路
どうかな?」
「凄いと思う✨」
小学校とか新一年生って言葉がないのに、通学路という言葉から、小学生がたくさん歩いてるイメージがパッと思い浮かぶし、また花びらが飛ぶという言葉から入学間もない黄色い帽子の子達が列の中に混じって、桜の舞い散る中、元気に学校に向かって走っていくイメージが思い浮かびました。
そこに春風が吹いて、優しく桜の花びらがひらり
「いいね~♪めっちゃいいよ❣️すごいやん。」
「ホントは花びらが飛ぶ のところ、舞う にしようかと迷ったんやけど‥」
「あぁ、そうか。花びらやったらたしかに舞うという表現もいいよね。舞うという表現を知ってたんならそれ使ってもよかったかなぁ」
「うん、でも舞うにすると、なんか雰囲気が違うな~って。」
「あぁたしかに!花びらが舞うにすると、勢いがなくなって、ちょっと湿っぽくなるね。卒業式ならそれでもいいけど、新一年生のイメージじゃないかな。飛ぶ という言葉でよかったと思うよ」
「やろ?出来上がったとき、これだ‼️って思ったよ」
「小学生なら普通、そのまんまを前に出すのに、間接的な言葉から想像させるなんて、凄いんじゃない?」
と私がいうと、次男は
「プレパト見たからかな~♪」
と言われました。
プレパトっていう番組、皆さんみたことありますか?
芸能人が題名にそって、俳句を詠んだのを夏井いつき先生がその場で添削する番組。梅沢富美男さんとの掛け合いが面白く、夏井先生は毒舌ながらも添削されたあとの作品を見ると、「なるほどな~❗️」と納得させられるんですよね。
たまたま夕飯を食べながら家族で何度か見ただけなんですが、次男も面白く観て影響を受けてたんだな~ということを知った会話でした。
次男は、図工でもこの俳句で詠んだ光景を絵に描いたそうなので、またそれを見るのがとても楽しみです