人生は痛みとの共存。
いろんな痛みがあります。
今回の雨の被害もそう。
何年も前の災害ですら
まだまだ解決していない地域も多く、
自然災害だけとっても
どれだけの犠牲や苦しみが
多くの方々の人生に
振り掛かっていることか。
何をもって豊かで
何をもって幸せなのか。
ある日突然訪れる出来事で
人生や価値観や幸せは
大きく揺らいでしまうのです。
人生において、
1本だけの真っ直ぐな道は
ありません。
平穏無事に過ごせる人生なんて
無いに等しい。
1人1人には
人生の課題があります。
わたくしにおいては
腎臓病の他に、肝臓にも
婦人科系にも問題があって、
透析の他にも病院に通っています。
けれど、どの病気も外見では
分からないので、
体調が本当に優れない限り
誰の目にも何も映りません。
映らなければ、
人には無いのと同じ。
けれど、わたくしには「ある」。
身体と心の痛みを伴いつつ。
要は、人生のテーマが病気なのだ。
今の医学でなければ
とっくに終わってしまった命。
小さな範囲の小さな世界で
生きていくことを、今は大事に
しているつもりです。
一時期、創作活動や
沢山の人達と出会うことに
価値を置いていた時期がありました。
でもその当時、
新しいことばかりに夢中で
目の前のことが
大事に出来ず
小さな世界すら破綻しそうでした。
そして、沢山の出逢いに
わたくし自身の小さなパワーが
削ぎ取られていきました。
踏み入れた場所は、
多くのことを求めた
パワーみなぎる刺激のある世界。
けれど、わたくしには
自分の何たるかを
思い知らされた世界。
元々、無理な生活ばかりして
病気にもなったのだから、
その時点で気付きがなければ
いけなかったのです。
その人なりのやり方、
生きる方法は必ずあります。
何かを失って、
その時には分からずとも
随分後になってでも
大事なものが見える瞬間があります。
影があって光があって、
苦労があって報われて、
少し進んでは
何かに打ちひしがれたとしても、
どこかに喜びが必ず点在している。
生きていく以上
一筋の光でいい。
自分にさすその光を
見失わず生きていたいものです。
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