毎年5月に想う♪ | モカ族一家のワン⭐︎モモな日々♪

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モカ族のチワワっ子達+トイプードル+フクロモモンガとの楽しい暮らしと、てんやわんやな日々の日記です♪


昨日、今年の5月は特別な月です
と書きました。

このコロナ禍で
何かと初めて経験することが
多かった月でしたが、
わたくしにとっては、毎年5月は
特別な月です。

 

 



10年間、腎臓病の保存期を過ごし
いよいよ身体がもたなくなって
透析を開始したのが
5月29日だったからです。

それまでの10年間、
透析を開始したいなんて、1ミリも
思わなかったけど、
もうそんなことも言っていられない位
何をしても身体が辛く、
心臓も肺も肥大して
まともに 歩くことも出来ずに
死が常に目の前に
ちらついているようでした。

主治医の先生から「もういいよね、
これまで辛かったやろう。透析にしましょう」
と言われた時、すごく救われた気が
したものです。

 

 



沢山の事前検査をして、内容によっては
苦しさのあまり泣いてしまい
研修医さんに慰められたり
励ましてもらいました。

車椅子を押してもらいながら
まだ透析前なのにと、暗澹とした気持ちに
なったのも覚えています。


そして透析開始日。

この日は2時間だけの透析でした。

(通常は5時間です)
腕に針を2箇所刺すので
麻酔のテープを貰ったのですが
やはり緊張します。

そしていよいよ針を刺された時
脳天を突くような激痛が走り
透析の間中、痛みで涙が溢れました。
透析とは毎回こんなに痛い思いをする
ものなのか!と、
恐怖でしかなかったです。

 

 



この日、透析後に迎えに来て下さった
看護師さんは、母の知り合いの方で
入院の時から何かと面倒を
みて下さいました。

その看護師さんの顔を見たら
また涙が止まらなくなって
病室に帰りながら情けなくなりましたが
もう明日から何があっても泣かない!
と決めました。

(針に関して言えば、透析を続ける内に
慣れた場所から神経が切れていくかのようで
随分平気になりました。
けれど今でも不慣れな場所は痛いです。)

 

 

 


当時48キロあったわたくしの体重は
1週間の透析で10キロ減らさせ
今度は違う意味で
歩くのに難儀しました。

顔も痩せ細ってしまったので、
その頃撮影しなければならなかった
障害者手帳の顔は、
とても貧相です(⌒-⌒; )

 

 



昔なら、もうとっくに
切れてしまっていた命。

今は医療の恩恵も受けながら
まるで第2の新しい人生を送っているかの

ようです。

5月になると、一見当たり前になり
緩んでしまった生活や気持ちに
少し喝を入れます。

 


自分だけの力では
到底生きていられなかった。

沢山の人達の気持ちも心配も優しさも、
医療の技術も、身体を維持していくことも、
全てが当たり前にある訳ではないことを
5月は改めて教えてくれるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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