ルドン 眼は奇妙な気球のように無限に向かう | MOKA☆ブログ

ルドン 眼は奇妙な気球のように無限に向かう

$MOKA☆ブログ-ルドン

孤独で哀しい夢のような
ルドンの絵が昔から好きでした。
アカデミズムと写実主義の美術双方に背を向けた、神秘的で想像的な情景。。

“ルドンとその周辺~夢見る世紀末~”@三菱一号館美術館
会期終了ギリギリに観に行ってきました。
ルドンの黒から色彩の世界へ変化する様子を辿る展示内容。
私は最初に出逢った印象が強かったからか、黒のリトグラフ(「ゲゲゲ・・」の水木しげるさんにも影響を与えたとか。)に惹かれてしまう
画集で何度も見てるけど、良かったです

さびしい少年時代を送ったルドンは、ひとりで森を観察し雲を見つめては、空想の世界に浸ることで孤独な心を慰めてきた、、とのこと。
象徴的な黒の時代
50歳を境に一変した鮮やかな色彩の時代
作品が絶賛された晩年も変わることなく目立たず、死ぬまで独自の道を歩んだ生き方・・・
昔も今も私の中のルドンに共鳴するココロのパーツは変わってないことを、絵で再確認したりしました

$MOKA☆ブログ-ルドンケーキ
Cafe 1894でいただいた
“ルドン展イメージスイーツ”
・・・蜘蛛?なんかかわいい。

三菱一号館は、1894(明治27)年に英国人建築家ジョサイア・コンドルによって設計された洋風事務所建築。19世紀後半の英国で流行したクイーン・アン様式が用いられ、それを復元した美術館の佇まい、落ち着いていて好きです。
“Cafe 1894”はリニューアル工事に入ってしまいましたが(座席数も倍くらいに増えてしまうとか?)、あの古き良き英国風の空気感は変わらないでいてほしい。。