![隈取](https://emoji.ameba.jp/img/user/ch/chi-chi-0117/1537523.gif)
夜の部を鑑賞してきました
その前に遅いお昼を食べて行こう
とお邪魔したのは
銀座の和食屋さん、朱雀
2ヶ月前に初めて伺った際、その基本的なスタイルと誠実な
内容に惚れこみ、四季折々こちらでお勉強させていただくと
決めた(宣言した・笑)お店。
前回の記事はこちら → ☆
前回は5,000円のコースをお願いしましたが、今回は
8,000円のコースにトライしました
初夏の陽気だったこの日。
トマトにジュレのかかった涼やかな1品から始まりました
トマトはフルーツトマト。ジュレは鯛の骨を焼いて、
その出汁を取ってジュレにしたとぃぅもの。
つるんとした喉越しが気持ちよく、頼んだ玉露と良く合います。
相変わらず1品1品を正確に覚えられていないため、
心に残ったお料理をいくつかご紹介します
山菜の盛り合わせ
ただ山菜を並べただけではなく、卵の黄身にお醤油、
少々のみりんを合わせた黄身醤油でいただきます。
コシアブラ、ふき、たらの芽など、山菜のえぐみそのものを
味わっても充分に美味しいのですが、黄身と合わせることに
よってまろやかで優しい味になっていました
前回もいただいて卒倒しそうになった1品、
焼き胡麻豆腐
適度にカリッとした外側にお箸を入れると、中から
トロトロのお豆腐が 濃厚な胡麻ダレに山葵を合わせて
いただくのですが、これが本当に美味しい~!
前回の訪問以来、『わさび克服練習中』の私ですが、
少量なら食べられるようになってきたと胸を張ってご主人に
報告したところ、爆笑しながら別添えで出して下さいました
そんな小さな配慮が、妙に嬉しかったりします
鮑と雲丹のいちご煮
本来は雲丹に火を入れることでおつゆが白濁して
中身が見えなくなるほどなってしまうそうですが、こちらでは
最後に雲丹を入れるので、蓋を開けた時点ではまだほんのり
白くなっている程度。
適度にレアなので雲丹が甘くて、そして鮑も硬くならず
柔らかくて美味 お出汁もなかなか濃い!!
焼き物はぐじ
実は未だに『焼き魚の魅力』が理解できずにいる私。
いつか焼き魚の美味しさに目覚める日が来ることを
願いながら、とりあえず色々考えずに食べる(笑)。
前回も感激して作り方を教わってしまったセロリを
ごま油で炒めて・・・(以後、前回ご参照)はやっぱり美味しい!
炊き合わせは筍、若布、蚕豆、鯛の子
などなど。こちらのお店に『余裕』を感じるのはこんな1品を
見たときかもしれません。
私が今まで行った数少ない(笑)和食屋さんの中で、
炊き合わせに5種類以上の素材を使っているのは
今のところこちらだけ。
これはバックがサントリーだからでしょうか?
ランチは採算を度外視している気すらします。
・・・と、ありもしない知識で色々なことを考える私(笑)。
ところでご主人の山西さん、ご自身の料理を
『家庭料理の延長』であるとおっしゃっていました。
昼はやらないけれど、夜の常連さんには卯の花や
きんぴらごぼうまで出してしまうのだとか
プロが作る卯の花やきんぴらごぼう、一体どんな感じに
なるのかな~?と思っていたら・・・出ました~!!
最後の鯛茶漬けと一緒にさりげなく出すところが
なんともニクイ演出です(笑)!
きんぴらごぼうは大胆に大きくカットされたごぼうやにんじんが
控え目な甘さで素材の味を活かして作られていました。
卯の花は何とぃぅか、手作り感があるとぃぅか、・・・でも、
そんな中にいきなり海老とか入っていたりして(笑)
嬉しかったなあ
本来はこれで満足すべきところなのですが・・・
厚かましくもこんなお願いを。
『これから歌舞伎を観に行くのでを
作って欲しい』と言ってみました!
すると意外にもあっさり!
ご主人も海老蔵さんと飲みに行ったり、歌舞伎役者さんと
親交のある方だったので快く握って下さいました
そんなこんなでご主人の作ったおにぎりを持って、
いざ演舞場へ・・・
これからは朱雀にてランチ→お弁当を作ってもらう
→いざ、歌舞伎鑑賞が定番の流れになりそう(笑)
さてさて、そのお弁当は次回の歌舞伎の記事で・・・