中二の時のソフトテニスコーチからの性加害が今もフラッシュバックを(福岡県の20代青年) | mojorのブログ@事件等を教訓に己を律しよう!

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当ブログはその目的を防犯および性犯罪被害への注意喚起とします。被害者・加害者両方の悲劇が事件等の教訓から少しでも減る事に寄与すれば管理者冥利につきます。

ジャニー喜多川の時系列を超えてのおびただしい少年群への優越的立場を利用した性加害問題が海外メディア(英国BBC)により敷衍されて以来、特段芸能界でなくても日常生活の中でのいわばME TOO現象が数多く出ているものと思われます。

 

福岡県では母親(58)が現在は20代になる息子にまさかとは思いつつ、喜多川の問題や過去指導を受けたソフトテニス指導者の教え子少年へのわいせつ醜聞を契機に確認したところ同指導者からの性被害体験を聞きつけショックをうけられている趣意が地元紙により言及されています。

加害者に対しては時効の壁があり刑事責任は問えず、民事上の賠償請求も弁護士を通じて「既に(民事上の)消滅時効が完成している」との理由で拒否されたとも報じられています。

加害者は今もクラブで指導を続けているとも・・・

 

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(西日本新聞) - Yahoo!ニュース 配信

20代息子が打ち明けた中学時代の性被害…責任追及に“壁” 母「誠実に対応してほしかったのに」

息子によると、最初の被害は中学2年の時。送迎時に指導者が運転する車の助手席に座っていると、服の上から陰部を触られた。行為はエスカレートし、集合住宅の一室に連れて行かれ、衣服を脱がされ性的な行為をされるなど、中学卒業まで続いたという。  息子は記者の取材に「テニスができなくなってしまうと思い、誰にも言えなかった。行為の間は感情をなくして『何かされているのは自分の抜け殻だ』と思うようにしていた」と話した。指導者と背格好が似た人を見ると身を隠すようになり、今もフラッシュバックに苦しんでいるという。

記事画面

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おそらくは喜多川の構造的な悪行が日本でも大きく報じられる現状がなければ、今は初老というソフトテニス指導者の男子への手出しは発覚されることもなく、母親も息子にそのような問いかけはされなかったものと思われます。

 

また20代の息子も喜多川の問題が世間で膾炙されてなければ、母親に問われるままに性被害体験を語ることもなかったのではないでしょうか。記事によると性加害者は蛮行の理由を詰め寄る母親に対して「かわいかったけん」と言い訳するばかりで、地位利用ではなかったかと問いかける記者へも否定しただ「かわいかったちゅうのが先に走ってしまった」と答えたそうですが、男の子にとって「かわいいから性被害を受けた」ということやそれを母親に知られることの羞恥心は推して知れましょう。否、少年に限らず成人してもそれは同様でありましょう。

着衣越し局部接触(2)

私は上記等程度の被害で済みましたが、記事にいう息子君は同じ中学2年で、集合住宅の一室に連れこまれ、衣服を脱がされさらにエスカレートした性被害を受け、被害の最中は自己のアイデンティティを「抜け殻」と自覚せざるえない状況まで追い込まれています。中二の多感な年齢でこれではあまりにつらい体験でしょう。案の定、その後も時として心的外傷被害に苛まれていらっしゃるとも報じられています。

 

報道が事実なら加害者は、時の経過により刑事・民事ともに時効になっていることを奇貨として、「もう済んだことで謝りさえすればよい」等とのスタンスではなく自らが指導者としての立場を利用した教え子への性加害に真摯に向き合うべきでしょう。まして事の発端が他の少年への性加害の風聞ですから、喜多川同様に時系列を超えて複数の少年にも悪手を行っていた可能性も否めないのではないでしょうか?

彼がすべきことは、この度告発した親子に対し、謝罪は口頭の一言ではなく心よりの謝罪文を書きかげることでしょう。むろん、現在指導者としてかかわっているソフトテニスチームへは解任される前に自ら辞任することが最低限でのすべき責務と思えてなりません。