北海道警北署(札幌市北区)は15日、札幌市北区に住む男子専門学校生(19歳)を2021年12月20日午後7時20分ごろ、札幌市北区新琴似のコンビニエンスストアで、店内に居合わせた10代の少年の下半身を触る強制わいせつの疑いで逮捕したことを報じるニュースが本日付で出ています。
犯行日、少年の母親が「息子が股間を触られた」と警察に110番通報し、事件が発覚しましたといいます。
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UHB 北海道文化放送 2022年1月16日09:20 引用
「息子が股間を触られた」母親通報…"コンビニ内";で少年を触る 19歳専門学校生の男 約1か月後に逮捕
警察が関係者から話を聞くなど捜査を進める中で男の関与が浮上し、約1か月後の2022年1月15日に逮捕しました。
警察によりますと男は少年と面識はなく、調べに「今は混乱していて何を話したらいいか分かりませんが、触ったことはないと思います」などと容疑を否認しているということです。
警察が余罪も含め詳しく調べています。
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ここでは報道が事実を前提として専門学校生の非行を糾弾したいところですが、警察の公表やメディアの報道に不十分な部分があり、再発防止の推進にもやや支障を感じるところです。
被害者の10代の少年については10歳から19歳までわいせつ対象としても幅が広いところです。
この記事の書き様では19歳の男子が同世代の男子の股間を触った可能性もあるし、一方では被害者は10歳の学齢たる小学4年生である可能性もありましょう。
おそらく警察が被害者学齢の公表を渋り、メディアも公表されたままの「10代の少年」表記となったものと思われますが、事件を性犯罪に巻き込まれないようにするための教訓としてとらえる際は被害者情報の不足はやはりそうした有効活用に際しては支障が生じることを警察もメディアもよく認識すべきでしょう。
加えて警察の余罪の確認に際しても最初の被害者情報の明示は必ず寄与することは明白ではないでしょうか。