オンライン上で摘発された児童への性的虐待に関する画像や動画のうち、約3分の1が男児への虐待であったことが、6日に発表された国際刑事警察機構(インターポール)などの最新の調査結果によって明らかになりました。併せて、男児の被害は女児よりも虐待が深刻な傾向があったともいいます。
調査は100万以上に及ぶ画像や映像を基に、インターポールと児童への性的虐待根絶を目指すタイ・バンコク拠点の国際団体「エクパットが実施したそうです。
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2018年3月7日 14:18 発信地:ブリュッセル/ベルギー 国際ニュース:AFPBB News引用
児童への性的虐待に関する画像や動画、被害の3分の1は男児 国際ニュース:AFPBB News引用
ブリュッセルで開かれた記者会見で明らかになった調査結果によると、被害に遭った児童のうち64.8%が女児で、31.1%が男児だった。また男女両方が写っていたのは全体の4.1%で、性別にかかわらず年齢の低い児童の方が「虐待が深刻である傾向が強かった」という。被害者の中には歩き始めの幼児もいたという。
性的虐待の被害に遭う頻度は女児や年齢の高い子どもの方が男児や幼児よりもずっと高いとみられていたことから、インターポールとエクパットは調査結果が貴重なもので、更なる調査が必要だと指摘している。
http://www.afpbb.com/articles/-/3166440
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男児被害に着目したのはやはり実施団体が男児・少年への買春が盛んに行われているというタイ・バンコクに拠点を置く団体が行ったからでしょうか。
また国を問わず男児や少年は女児や少女に比べて被害を訴えないケースが多いのではないでしょうか。今後は調査統計の表面には現れていない被害についても強く意識することでより正確な統計結果を引き出す規範を示すことで性別に限らず児童への性的虐待根絶へ寄与されることを願うところです。