中学教諭(28)は無罪@二重冤罪 | mojorのブログ@事件等を教訓に己を律しよう!

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大阪市内の銭湯で、男子中学生の下半身を触ったとして、強制わいせつ罪に問われた同市立中男性教諭(28)=起訴休職中=の判決公判が11日、大阪地裁堺支部で開かれ、武田義徳裁判長は無罪(求刑懲役1年6月)を言い渡しました。

 

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2018.1.11 21:37 産経新聞引用

強制わいせつ罪に問われた男性に無罪 大阪地裁堺支部

 

武田裁判長は判決理由で、男子生徒が12枚の写真から犯人を選ぶ「写真面割り」で、斎藤教諭について「犯人と似ている」と説明したのが事件発生から約4カ月後だった点を指摘。「記憶が減退、変容した可能性を否定できない」と述べた。銭湯の脱衣所の防犯カメラに、生徒が説明する犯人像と矛盾しない人物が複数人写っていたことも踏まえ、「被告を犯人と認めるには、合理的な疑いが残る」と結論づけた。

http://www.sankei.com/west/news/180111/wst1801110099-n1.html

 

(2018/01/11-20:14)時事通信引用

強制わいせつで教諭無罪=被害者証言「他人のそら似」-大阪地裁支部

 

武田裁判長は、男子中学生が証言した犯人像は「ありふれたものにすぎない」と指摘。銭湯に設置された防犯カメラの映像でも犯人と考えて矛盾しない人物が複数いるとして、「被告を犯人と認めるには合理的な疑いが残る」と結論付けた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018011101170&g=soc

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教諭は平成28年11月に大阪府警に逮捕されてから一貫して無罪を主張していて判決後、「正当な判決が下されてよかった。被害者のために、真犯人を一刻も早く捕まえてもらいたい」と話しておられるとも報じています。一方、敗訴した検察はありきたりの「判決内容を精査し、適切に対応したい」とのコメント。

また、2016年11月の逮捕当時には、(9月にも堺市内で、少年の下半身を触ったとして先月、逮捕されていた)とも報じるメディアもありましたがどうやら堺市の件については今回の冤罪報道では見た限りどの記事も言及していないことからも起訴さえされていない冤罪事案だったとも思われます。今回、無罪評決をした裁判所の判断理由も筋が通っています。検察は控訴すべきではありません。

 

冤罪両件について官憲から摘発された教諭およびご家族・関係者の苦しみは察するにも余りあります。特に9月の堺市の件を報じたメディアは今回の銭湯での件への無罪判決を報じるだけではなく、境市の件も起訴すらもされていない冤罪であったことを報じなければなりません。むろん、メディアのみならず、ネット記事などを引用したHPや掲示板についても画面管理者は両件についての当初の記載で犯人扱いしたものがあれば削除するなり追記として無罪の注釈を入れるなり然るべき対処をなさなければなりません。

 

教諭は冤罪に苦しみながらもご自分を犯人と証言した被害にあった少年の苦しみを思いやり真犯人逮捕を警察に希求されているものと思われ、この点でも私は教諭に敬意を払います。大阪市教育委員会は今回、晴れて冤罪を勝ち取られた教諭への一刻も早い職場復帰を手配しなければなりません。

生徒たちや父兄、学校関係者も必ず温かく歓迎されることを願ってやみません。そして教諭が経験された冤罪の苦しみは今後の教育の糧となることは疑いありません。

 

追記

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