前欄続報です。
現時点でどこのメディア各社も報じていない、今回、男児への加害容疑で逮捕された鎌倉市非常勤職員の実名や年齢等が2011年8月に発した男児へのわいせつ事例で逮捕され後に有罪判決が下された事件当時、NPO法人の「学童指導員」(見習い)であった男のものと一致する件で新しい事実がわかりました。
鎌倉市人事課によると、本日の時点では両者が同一人物なのか偶然の一致なのかは掌握していないそうです。ただし、今回逮捕された非常勤職員の同市市役所における職種は子どもに直接関わる「子ども育成支援員」であるそうです。
ということは、も2011年の事件と同一人物の場合(上記の諸一致からその可能性はきわめて濃厚と思われます)、鎌倉市役所は前回の件への有罪判決を知ることなしに彼を採用し、そのうえ、子ども育成支援員に配属した可能性がとても強いのではないでしょうか。
むろん、(同一人物の場合)たとえ意図した採用や配属ではないにせよ、鎌倉市はこの電子化や他省庁との連携が強まっている現状から考えれば基本的な調査を怠っていたと批判されても仕方ありません。
まして真摯に向き合っているかどうかも、「現時点でノーコメント」の趣意を知る限り疑念はつきません。
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2017年4月25日 10:30 | 千葉日報引用
男児に下半身露出画像送らせた疑い 鎌倉の非常勤職員逮捕
鎌倉市は○○容疑者の逮捕について「詳しい状況が把握できておらず、現時点でのコメントは差し控える」とコメントした。
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/403607
04/25 08:14FNNニュース引用
男児にわいせつ写真送らせ逮捕
○○容疑者は容疑を認めていて、警察は余罪がないか調べることにしている。
鎌倉市役所は「くわしい状況は把握できず、コメントは差し控えさせていただきます」としている。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00356302.html
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報道が事実なら鎌倉市役所の対応には違和感が拭えません。今回、警察から職員逮捕の一報があったと思われる前日の時点で、2011年に今回と同様の小学高学年男児へのわいせつ事案での摘発の有無は掌握できていたはずです。
あるいは人事課は本日の朝9時までには年齢や氏名等の一致については知っていたのですから、市として本日、警察に確認すれば前科と同一人物であるかどうかは容易そして迅速に把握できていたはずです。
同一人物の場合、鎌倉市はよく調べもせずに男児への性加害者を採用しあろうことか学童支援員としての公的な職種を与えていたことに対する論難への時間稼ぎでしょうか。こんなことでの管理責任カバーアップや不祥事希薄の試みの目論見があるとするならば先進的な市役所としてはまことにみっともない話です。
いずれにせよ、2011年のわいせいう事案逮捕者との様々な一致はネットでは当サイトのみならず複数の画面で言及されています。鎌倉市役所は市政記者室への参加各社からの問い合わせがあろうとなかろうと今回の事の顛末や同一人物の場合は採用不祥事への検証として市HPに経過や反省点、今後に向けた決意等を記さなければなりません。
札幌市のように遅きに失することがないことが望まれます。
追記
4月27日、職員が逮捕された事案が鎌倉市役所HPに公表されました