醒睡笑
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%86%92%E7%9D%A1%E7%AC%91
(下)巻の六
※は分かりやすくするための漢字変換です、
一
若き僧一夜の宿をかりけるに。
十一二さいなる少人。
同座敷に。
いねてけるか何事やありけん。 ※い寝て
亥の時はかりに。 ※ばかりに
「かゝよかゝよ尻に火かついたは」と しきり よはゝる ※母よ母よ 呼ばるる
「あら かなしや」と。 ※悲しや
いそきふためき。 ※急ぎ
火をもち来り見て。 ※持ち
「大事もないそ。
お坊主様のせいかいつて。 ※精
けしてたまはつたは 」※消して 給はった
人はたゝ 十二三より十五六 さかりすくれは 花に山風 ※盛り過ぐれば
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※醒睡笑