前欄「僧侶の恋歌」に続きます。
こちら ※『続門葉和歌集』 ~稚児の恋歌~
サイト主の方は後段にて「僧×稚児」のみならず、稚児同士の恋歌のやりとりについても言及されていますね。実は前段もほとんどがそうしたやりとりから生じた作品であるのかもしれません。
もっとも13歳から16・7歳ぐらいの年齢ですから閉鎖された僧院での居住の中での少年同士の恋愛の興隆は推して知るべしです。否、年配の高僧等へのいささか打算的な恋慕より正真正銘の恋愛としては同じ稚児へのそれのほうがはるかに多かったのかもしれません。
数首についてはいつか欄を改めて自分なりの鑑賞を記してみたいものです。