「ニコニコ生放送で小学生が下着露出、児童ポルノの温床かと物議 イジメの可能性も」
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それは生放送中に小学生や中学生の放送者が下着や肌を露出するなどの行為をしたり、性行為について語るなど「児童ポルノの温床」とも言える状態となっているということがユーザーより指摘されていた。
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もちろん問題なく楽しんでいる一般のユーザーも多数いるので過度な規制は難しいかもしれないが、実際に18歳未満と思われる児童の性的な内容を連想させる画像がアダルトサイトに転載されてしまっている以上、改善の必要はあると思われる。
(略)
こちら 2011年11月11日(ロケットニュース24)
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下着や肌の露出だけでは児童ポルノにはなりえません。それだけでは3号にすらならないのではないでしょうか。しかも記事は「温床」と逃げ道を設定しているのは明白と思われます。
もとよりユーザーからの指摘は自由です。突飛なものも含め合法の範囲ですべての意見表明は問題ありません。しかしながら、メディアが独自の予断等で特定の定見とは言いがたい意見に焦点を当てることへは疑問を呈さざるをえません。
それとも当該メディアは例えばスーパーの宣伝チラシ等に掲載されている男児・女児の水着や生足等も児童ポルノの温床と言いたいのでしょうか?
もし公序良俗や道義上の問題として扱ったのであれば明確にそうと分かるような記事構成にすべきだったと思います。確かにアダルトサイトへの転載は由々しきことですが、規制強化による以下に述べる負の結果を想定すれば軽々に実質上の法整備をメディアが提唱するのはいかがなものでしょうか。
頒布禁止の運用解釈の厳格化や単純所持規制等が規制強化が立法化された場合の様々な冤罪や予断捜査、内心の自由への官憲介入などへの懸念をもっと各メディアは問題意識を持つべきです。